教育福島0173号(1993年(H05)09月)-004page
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文化の窓
県立博物館
平成5年度第3回企画展
『東北からの弥生文化』
会期10月16日(土)〜12月5日(日)
休館日月曜日、祝日の翌日
弥生時代、それは米作りの始まった時代です。大陸から北九州地方に伝来した稲作農耕に代表される新しい文化は、やがて東北地方にも波及し、農耕を基盤とした社会が成立します。その農耕文化のあり方を具体的に物語るものとして、青森県、宮城県、そして本県においても弥生時代の水田跡が発見されています。このうち、青森県弘前市砂沢遺跡で発見された水田跡が弥生時代前期までさかのぼることが確認され、東北地方北部でも、これまで考えられていたよりも早い段階に米作りを始めていたことが明らかとなりました。
このほかにも、近年の「調査成果により、東北地方においてどのように農耕文化が受け入れられ、定着し、発展したのかという点について、さまざまな新知見が得られています。今回の企画展では、このような成果をもとに、以下のテーマを設け、東北地方の弥生文化の特質について考えてみます。
1)稲作との出会い
2)弥生水田の発見
3)道具いろいろ
4)弥生のムラと墓
5)稲作のマツリ
6)土器の移り変わり
▲水田跡に残された足跡(青森県垂柳遺跡)
▲いわき市番匠地
▲人面土器
▲石包丁
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