教育福島0173号(1993年(H05)09月)-006page

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提言

小学生の制服???

 

福島婦人少年室長

小川幸子

 

二年前の四月に福島市に転居してきた。以来、ずっと気になっていることがある。

それは、制服である。福島市ではかなりの割合で、小学生に制服があるようなのだ。私事で恐縮だが、私には小学生の子がいる。二年前、異動の内示を受けてすぐ、子供の転校先を確認し、受入先の小学校に連絡をとったところ、制服の話を聞かされ、驚いてしまった。最初は、体育着のことをいっておられるのかと思ったほどである。公立の小学校で制服など全く考えたこともなかった。

転入し、学校で制服の購入先の説明を受け、その上、靴にも指定があることを告げられた。白の靴である。そして、その後、帽子も必要であることがわかった。

はたして、小学生に、制服が必要なのだろうか。

小学生の服装は、機能的には、動きやすく、吸湿性があり、洗濯に耐えられるものが望ましいであろうし、デザイン等は親や子供本人に任せるべきだと考える。お聞きしたところによると、保護者の要望も強く、なかなかやめることができない学校もあるとのこと。

転校生の中には、制服になじめず適応に時間のかかった話も聞いたし、子供同士の規制の強さも感じる。実は、わが子の学校ではブレザーの下のYシャツについては何の指示もな

 

 

 


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