教育福島0173号(1993年(H05)09月)-051page

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教育・イン・ザ・ワールド

−「国際理解教育の推進」をテーマにした魅力ある学校づくり−

−「国際理解教育の推進」をテーマにした魅力ある学校づくり−

国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで紹介する「教育・イン・ザ・ワールド」今回は、県立会津女子高等学校から、個々の感性と資質を高めながら国際理解に積極的に取りくんでいる各種活動についての報告です、

昭和47年に初めてオーストラリアから交換留学生を迎えて以来多くの留学生の往来がありました。最近では中国への留学生も毎年続いております。5年前に英語科が設けられ翌平成元年から3年間「国際理解教育の推進」をテーマに魅力ある学校づくりを進めて来ました。自分にとって国際理解とは何かを考えること、外国人と積極的に接触することの二つを重点的に実践して来ました。

それは弁論大会、作文コンクール等の意見発表や講演会によって内的誘発は達せられました。一方、外国人への違和感を取り除き、種々な外国人を理解するために『国際交流の会』を開きました。県内の英語指導助手(AET)との交流で・楽しいレクリエーション活動から言葉だけの交流に終わらせずに人間的な触れ合いにまで高めることができました。

さらに、多様な外国人との接触を進めるために本校のAETの両親にも協力していただきました。訪日を機に英国事情や旅行の体験等を拝聴したり、生徒は自分達の英語力をフルに発揮して一緒に話し合いを持ったのは大変有意義でした。アジア・アフリカヘも関心を喚起させるために、ギニアのサンコン氏を招きアフリカ人の倫理観を聴き、会津大短大部の品川教授からはフィリピンでのボランティアの実践報告を聴き深い感動を受けました。

すべてのAETが「与え合う喜びを身につけよう」と言った言葉を忘れずに、「ボランティアを通しての国際理解教育」へと更に発展させて行きたいと、思っております。

▲AETとの楽しい語らい

▲AETとの楽しい語らい

▲「国際交流の会」

▲「国際交流の会」

▲AETの両親との話し合い

▲AETの両親との話し合い

▲サンコンさんとの和やかな懇談

▲サンコンさんとの和やかな懇談


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