教育福島0183号(1994年(H06)11月)-044page
平成七年度県立高等学校生徒募集定員決まる
八校十九学級で学科転換・学科改編
五校が男女共学に
四十人学級、さらに拡大
三校で校名変更
去る十月二十四日、県教育委員会は、平成七年度県立高等学校の募集定員を発表しました。
その主な内容をお知らせします。なお、各高等学校の募集定員数については、次ページ表1のとおりです。
一、基本方針
(一) 平成七年三月の各地区の中学校卒業者や志願の動向を考慮しながら、進学希望者を適正に受け入れるよう募集定員を策定する。
(二) 「公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律」(第五次)の改正により、一学級の生徒数は四十人を標準とすると定められた。そのため、それぞれの地区の生徒の減少に応じて、四十人学級編制の措置を講ずる。
家庭科については、すべての地区において四十人学級編制の措置を講ずる。また、英語科及び国際文化科については、各地区の実情に応じて四十人学級編制の措置を講ずる。
(三) 学校の適正な配置並びに学科の編制については、県学校教育審議会からの答申(平成五年六月十五日付け)に十分配慮する。
(四) 公立高等学校と私立高等学校の募集定員比は、おおむね現状を維持するものとする。
(五) 定時制の課程については、地域の実態並びに各学校の志願状況に配慮する。
(六) 単位制の課程については、全日制課程、定時制課程の充実をはかる。
二、募集定員
全日制一万三千六百七十一人
(前年比九十一人の減一
定時制五百人
(前年比増減なし)
通信制五百人
(前年比増減なし)
三、学科転換・学科改編
「県学校教育審議会」の答申を踏まえ、学科の適正配置を図るため、学科転換・学科改編を実施します。
1) 福島商業高校の商業科六学級を、
国際経済科二学級
経営情報科二学級
マネジメント会計科二学級
2) 福島西女子高校の商業科二学級を、
数理科学科学級
デザイン科学科一学級
3) 保原高校の商業科一学級を
普通科一学級
4) 本宮高校の商業科の三学級を
情報会計科=学級
5) 郡山北工業高校の機械科一学級を
環境システム科一学級
6) 須賀川高校の商業科四学級を
オフィス情報科二学級
ビジネス会計科一学級
普通科学級
7) 須賀川女子高校の普通科一学級を
数理科学科一学級
8) 田島高校の家政科一学級を
普通科一学級に、それぞれ学科転換・学科改編します。
なお、小名浜水産高校の漁業科を海洋科に変更するとともに、専攻科についても、併せて海洋科に変更します。
※ 学科転換・学科改編の状況については表2のとおりです。
四、男女共学
福島商業、福島西女子、福島東、須賀川(普通科)、須賀川女子の五校を、男女共学とします。
五、四十人学級編制
各地区の中学校卒業者数、進学希望者数、施設・設備の状況、地区の実情等を考慮し、従前、四十五人標準とされていた学級の部分を、四十人学級及び四士一人学級として編制します。
1) 四十人学級
二十四校四十四学級
2) 四十三人学級
三十三校百六十七学級
六、校名変更
1) 福島西女子高校を
「福島西高校」(仮称)
2) 須賀川女子高校を
「須賀川桐陽高校」(仮称)
3) 小名浜水産高校を
「いわき海星高校」(仮称)に、それぞれ校名変更します。※十月二十四日に県庁内記者クラブで行われた募集定員発表の際、特に「各中学校においては、保護者と緊密な連携を図り、生徒の興味・関心、能力、適性の的確な把握に努め、適切な進路指導に、万全を期するよう期待します。」との教育長談話がありました。
表2平成7年度県立高等学校生徒募集における
学級増、学級減、基準学級への復帰、学科転換の状況
〈まとめ)1.学級増なし2.学級減なし3.基準学級への復帰なし4.学科転換・改編8校19学級5.40人学級編制40人学級:24校44学級43人学級:33校167学級6.男女共学校化5校:福島商業、福島西女子、福島東、須賀川(普通科)、須賀川女子7.校名変更3校:福島西女子→福島西・須賀川女子→須賀川桐陽(仮称)小名浜水産→いわき海星