教育福島0185号(1995年(H07)02月)-011page

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県民の間には心の豊かさや潤いを求め、文化に対する関心や要望も高度化、多様化していることから、個性に満ちた特色ある文化活動を一層振興する諸施策を充実する必要があります。また、文化財の保護・保存や文化財の活用を図りながら本県の貴重な文化の伝承に努める必要があります。

  

一 芸術文化の振興

  

○(財)福島県文化振興基金を活用し、地域に根ざした特色ある文化活動の促進に努めます。

  

○「ふくしま国体」において、本県の特色ある文化を全国に示すスポーツ芸術競技を実施します。

  

○県民の美術作品の発表機会として長い歴史を持つ県総合美術展覧会を記念する事業の準備を推進します。

  

○県の文化施設の中核である(財)福島県文化センターの開館二十五周年を記念する事業を実施します。

  

二 文化財の保護

  

○貴重な天然記念物「尾瀬」「赤井谷地沼野植物群落」等の保護や適切な利用を図るため、引き続き調査研究を実施します。

  

○福島県文化財センター(仮称)の整備に向けて取り組みます。

  

 

  

〔重点施策を具体化する事業〕

  

○ (財)福島県文化振興基金による助成事業

  

○ 第五十回国民体育大会公開競技スポーツ芸術事業

  

○ 福島県総合美術展覧会五十周年記念事業の準備推進

  

(新) 福島県文化センター開館二十五周年記念事業

  

○ 天然記念物赤井谷地保護対策事業

  

○ 特別天然記念物尾瀬総合学術調査事業

  

(新) 福島県文化財センター(仮称)整備事業

  

 

  

四 ふくしま国体を契機としたスポーツの振興

  

 

  

〔背景等〕

  

近年における都市化の進展や社会の成熟化の進展に伴い、県民の間では豊かで潤いのある生活や健康への関心が高まり、これらを背景として、各地域・各年齢層にわたり、スポーツに対する意欲・関心が高まってきています。

  

「ふくしま国体」の冬季大会に引き続き、平成七年度には夏季・秋季大会が開催されることから、「ふくしま国体」の総合優勝と「ふくしま国体」を契機とした総合的なスポーツの振興が求められています。

  

 

  

〔重点施策の基本的方向〕

  

◇総論

  

県民のスポーツヘの関心やニーズの一層の高まりに対応した、学校体育、生涯スポーツ及び競技スポーツにわたる総合的な施策の充実に努める必要があります。

  

本年度は、「ふくしま国体」の総合優勝に向け準備に万全を期すとともに、今後、「ふくしま国体」を契機として盛り上がったスポーツヘの県民の関心・意欲に応えながら各年齢層にわたる県民を対象とした生涯スポーツの推進を計画的に図る観点から、その基盤整備の準備に特に留意します。

  

一 「ふくしま国体」を契機とした競技スポーツの振興

  

○「ふくしま国体」の総合優勝を目標に、本県の競技力の向上を図り、準備に万全を期しますo

  

○「ふくしま国体」を契機に高められた本県の競技力を「ふくしま国体」後も維持し、相応の成績を残せるよう、引き続き競技スポーツ振興のための施策を充実します。

  

二 「ふくしま国体」を契機とした生涯スポーツの振興

  

○県民スポーツ・レクリェーション祭などの事業を引き続き実施します。

  

○「ふくしま国体」の準備のために整備・確保されたスポーツ施設や指導者等の人材の活用、特に、公共スポーツ施設の有効活用を図る指導者の配置及び指導者の養成と資質の向上について検討を進めます。

  

三 福島県スポーツ振興基金(仮称)の設置準備の推進

  

○県民のスポーツ活動へのニーズに応えるスポーツ振興事業を実施するための基金の設置準備を推進します。

  

四 スポーツに関する研究・研修機能の整備

  

○生涯スポーツを推進していくうえで必要なスポーツに関する研究・研修機能の整備について検討を進めます。

  

 

  

〔重点施策を具体化する事業〕

  

○ 競技力向上対策等「ふくしま国体」推進事業

  

(新) 「ふくしま国体」を契機とした競技スポーツ振興策の検討

  

(新) 「ふくしま国体」を契機とした生涯スポーツ振興策の検討

  

○ 福島県スポーツ振興基金(仮称)の設置準備の推進

 

 

 


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