教育福島0195号(1996年(H08)06月)-048page

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福島県文化功労賞候補者の推薦を受付

 

福島県では、県民文化の向上を目指して、文化活動の促進及び文化的遺産の保護活動などの施策に取り組んでいますが、その一環として、昭和二十七年より、本県文化の向上に多年にわたり顕著な功績のあった個人を表彰するため文化功労賞を設けており、現在までに七十九名の方がそれぞれの部門で受賞しています。

対象部門は、芸術(美術、音楽、演劇、舞踊、文芸、生活芸術等)、科学(人文科学、自然科学)、教育(学校教育、社会教育)、体育(学校体育、社会体育)の四部門で、このいずれかから二名以内を受賞者として決定し、十一月三日の文化の日に表彰式を行う予定です。

受賞候補者の推薦を関係団体をはじめ、広く県民一般から受付けておりますので、推薦しようとする個人または団体は、必要書類を七月三十一日(当日消印有効)までに県教育庁総務課又は各教育事務所に提出してください。

なお、必要書類等詳細については県教育庁総務課行政係(TEL県庁〇二四五(二一)七七五七内線五〇一八)か各教育事務所までお問い合わせください。

 

チャイム

 

一生の宝

赤城久仁子

 

ちの『一生の宝』となり、この絆がさらに強固なものになるよう望んでいます」

 

「日英両国が互いの歴史・文化を理解する事が両校の生徒たちの『一生の宝』となり、この絆がさらに強固なものになるよう望んでいます」

これは英国のサッチャー前首相から私の勤務する福島南高等学校へのメッセージの一節である。平成六年十月、英国のグランサム女子中等学校から教員・生徒二十名が来校し、前首相の言うところの『絆を強固なものとする』作業が一歩前進した。

本校の姉妹校交流は七月の「派遣プログラム」と十〜十一月の「受入プログラム」から成る。毎年約十五名の国際文化科の生徒が渡英し、ホームステイを体験しながら現地で生活する一方、相手校から自分のパートナーが来日した際はホストファミリーとして受け入れる。冒頭のメッセージのサッチャー前首相は、グランサム校の卒業生である。

この交流に参加した本校の生徒の中には「この思い出は私の一生の宝となった」と言う者もいた。奇しくも同様の言葉がグランサム校の生徒たちからも聞かれたことに驚くと共に、多感な高校時代に『一生の宝』と巡り合えた生徒たちがうらやましい。そしてこの国際支流の小さな息吹を絶やすことのないよう、今後とも努力を続けていきたい。

(県立福島南高等学校教諭)

 

ストップ・ザ・食中毒!

 

県保健福祉部生活衛生課によると、過去の食中毒の発生から、学校給食においては、次の相関が見られるので、注意をするようにと指摘されています。

 

存在する大腸菌のうち、腸炎等を起こす菌でり、十分な手洗い消毒で防げます。

 

病原大腸菌は、人や動物の腸管内に存在する大腸菌のうち、腸炎等を起こす菌でり、十分な手洗い消毒で防げます。

カンピロバクターは、家畜やペットの腸管内に存在する菌であり、鶏肉の保菌率が高く加熱や乾燥で死滅します。

これからの本格的な食中毒多発シーズンに向けて、給食関係者の衛生意識の徹底が望まれます。ぜひ、次のことを実践し発生防止に努めて下さい。

 

1)毎始業前の衛生教育の実施

2)衛生改善意欲を高めるため、関係者による提案制度の採用

3)納入業者への衛生管理の啓発

4)保健所指導の積極的受検

 

 

 


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