教育福島0197号(1996年(H08)09月)-021page
図2 就職者の県内留保率の推移(公立全日制)
(就職進学者・就職入学者を含む)
図2参照)
就職者数(就職進学者・就職入学者を除く)は、男子四千八百四十八人(四一・〇%)、女子三千七百九人(三三・七%)、計八千五百五十七人(三七・五%)である。
就職者の割合は、前年度に比して男子は一・五ポイント、女子は〇・二ポイントともに減少し、全体では〇・九ポイントの減少となった。
学科別の就職者の割合をみると、農業科・水産科の女子および家庭科の女子においては、前年度に比して大きく減少した。
また、職業学科全体の就職者の割合は六二・八%と六十年度以降最低となった。
就職者の実数では、普通科の三千二百九十人が最も多く、就職者全体の三八・四%を占めている。
なお、就職進学者・就職入学者の計二百八十三人(前年度三百三十四人)を含めた就職者の割合は、三八・八%(前年度三九・八%)となった。
2 産業別就職状況(就職進学者・就職入学者を含む)(表7参照)
製造業三千四百六十三人(就職者全体に対する構成比三九・二%)、卸売・小売業、飲食店千五百九十七人(同一八・一%)、サービス業千八百四十九人(同二〇・九%)が例年どおり上位を占め、この三業種で全体の七八・二%を占めている。前年度より〇・四ポイント減少している。
ここ数年間の傾向をみると、就職者全体に対する農業、漁業などの一次産業への就職者の割合は、五十九年度以降一%を下回っている。七年度は六十三人(〇・七%)であり前年度より〇・一ポイント減少している。
3 都道府県別就職状況(就職進学者・就職入学者を含む)(表8参照)
就職進学者・就職入学者を含む就職者八千八百四十人中、県内就職者は男子三千八百五十六人(県内留保率七九・〇%)、女子三千二百四十七人(同八二・〇%)、計七千百三人(同八〇・四%)で、男女合わせて前年度に比して〇・八ポイント増加し、四十九年度以降最高を示した。
就職者の県内留保率を学科別にみると、農業科・水産科が八四・四%、家庭科が八四・〇%と高くなっている。また、その他の学科(理数科、文理科、国際文化科、英語科、体育科)においては、男子は六・五ポイント(女子は三・七ポイントそれぞれ減少した。