教育福島0199号(1996年(H08)11月)-011page
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でした。このPP選抜の結果、目的を持った生徒、多様な個性を持った生徒が数多く入学し、教師側も生徒への見方が変容し、実に成果の大きい入試でした。今後もPP選抜を実施していく予定です。
三 充実した教育課程
光南高校の教育課程は、それぞれの進路目標の達成、興味・関心に応じて、意欲的に楽しく学習できるように配慮してあり、百三十科目以上の選択科目が設けられています。
(1)光南高校の目指す教育
全職員が協議し、光南高校の目指す教育を次のように決定しました。一人ひとりの目標を大切に、その達成のために生徒と共に全職員で取り組んでいます。
1)大学への進学を実現する教育
2)多様な資格を取得できる教育
3)個性的な才能を伸ばす教育
4)部活動に打ち込める教育
(2)系列について
総合学科では、開設する多種多様な選択科目の中で、生徒が科目を選択する上で目安となるよう、体系性や専門性において関連する科目を系列(科目群)としてまとめて提示します。系列はあくまで参考であり、科目選択の際は、一つの系列の中から重点的に選択することも、いくつもの系列にまたがって選択することもできます。
光南高校では、次の八系列を設置しています。
1)人文科学系列
2)自然科学系列
3)情報系列
4)流通ビジネス系列
5)国際教養系列
6)人間科学系列
7)テクノアート系列
8)福祉介護系列
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(3)科目選択のモデルプラン
二年次より、科目選択の幅がぐんと広がります。そのときの例としてモデルプランを作り、生徒に示しました。生徒は今、自分の時間割の作成に取り組みはじめています。
(4)原則履修科目
自分の進路への自覚を深めると共に、将来の職業生活の基礎となる知識・技術等を身につけるため、総合学科の生徒が原則として学ぶ科目です。光南高校では、一年次「産業社会と人間」、「情報基礎I」、二年次は「情報基礎2)」、三年次は「課題研究」を学習します。
(5)「産業社会と人間」
現在、一年次生徒が学習している「産業社会と人間」は自分の進路を決定する上で、大きな指針となるように設定されたもので、職業選択決定に必要な能力・態度を養い、進路目標に応じて、二年次からの科目選択がスムーズにできるように計画された科目です。
「産業社会と人間」は毎週金曜日三・四校時に設定され、校外実習は一日実施します。授業は、T・Tで計十六名の教師が担当しています。なお、「産業社会と人間」推進班を設け、その計画及び実施にあたっています。今年度の年間計画は表2のとおりです。勤労体験学習では、二十八か所の企業及び公共団体に受け入れてもらい、有意義な体験をさせていただきました。
表2「産業社会と人間」の年間計画
総合学科ガイダンス
自己紹介
マイブック(自分史)作成
性格検査
インタビューゲーム
職業レディネステスト
科目調査(三回)
社会人講話(三回)
勤労体験実習(二回)
勤労体験実習についてのグループ討論
感想文・礼状作成
職業・進学意識調査
進学講話
学校見学
学校見学についてのグループ討論
福祉施設体験実習(二回)
福祉施設体験実習のグループ討論
社会人の基礎(二回)
外国人たちとの意見交換
二年次の履修計画の作成
私のライフプラン作成・発表会
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