教育福島0199号(1996年(H08)11月)-048page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

第十一回福島県養護きょういくセンター研究発表会のお知らせ

 

例年開催しております養護教育センター研究発表会を左記により開催します。

当センターの共同研究、教育現場からの実践研究などの発表や記念講演などを行います。記念講演は、石川県親子通所センター課長・木村幸子氏により、障害をもつ子供とのかかわりを中心にした内容としています。教育関係者をはじめ養護教育に関心をおもちの一般の方々のご参加をお待ちしております。

 

☆期日 平成九年二月十四日(金)

☆場所 福島県ハイテクプラザ

郡山市片平町字山神舘

 

−表発会内容−

☆研究発表

○共同研究

1)「養護教育における教材・教具の活用に関する研究」3カ年の研究のまとめ

2)継続研究

「養護教育におけるコンピュータ活用に関する研究」(報告書による発表)

○教育相談事例研究

「学校との連携を大切にした教育相談の進め方」

○長期研究員研究

1)「学校で話さない子供の自己表現力を高める援助のあり方−援助プログラムを活用した学校でのかかわりを通して−」

2)「聴覚障害児の国語力を高めるための指導の在り方に関する研究」

3)「学習上特別な配慮が必要な子供(学習障害児等)に対するかかわり方に関する研究」

(2)と3)は報告書による発表)

○実践研究

「数学科における『わかる』授業の実践共病弱養護 学校における実践研究)

☆自作教材・教具コンクール・表彰式

☆記念講演

「子供たちの心をみつめて」(仮)

 

チャイム

河川の浄化に取り組もう

菊池利雄

 

んなではなかったと、忘れかけた記憶をたどりながら、思いでにふけってみた。

 

野山の草木が、紅葉に色づきはじめた頃、暫くぶりに阿武隈川を訪れてみた。岸辺から見た流れの川面は、想像していたよりも汚れが目立ち、薄い青み色をおびていた。子供の頃に見た阿武隈川はこんなではなかったと、忘れかけた記憶をたどりながら、思いでにふけってみた。

広い川幅を一杯になって流れる大きな川に驚きの目を見張り、河原には渡し船に乗って川越えする人々の集う姿や、夏ともなれば、川に入り泳ぎまわる子供たちで賑わい、鮎・鯉などを獲る漁師の姿も見受けられた。飲水などは、川岸より少し離れた砂地を、手で掘り下げ滲みでた、川水を皆で飲んでいた。それほど当時の阿武隈川はきれいであり、人々との触れ合いがあった。

「母なる川」と呼ばれるように、人々が生活を営み健康を維持する上で、良質な水の供給は欠くことのできないものであり、汚れた河川の浄化が、大きな社会問題となっているとき、我々は、今なにをなすべきかが問われている。「川と人との共生」をめざし、行政は無論のこと、河川の研究者、学校の教育者、そして流域の住民は、それぞれの立場から、互いに知恵を絞り力を合わせて、川をきれいな元の姿に、取り戻す努力が求められている。

(福島県文化財保護指導委員)

 

平成八年度

教育・文化関係表彰式

五百十三名、十二団体・施設を表彰

 

文化の日に、平成八年度教育・文化関係表彰式が福島県文化センターで開催されました。

表彰式には、佐藤栄佐久知事、阿部乙之県教育委員長をはじめ多数の来賓者臨席のもと、文化功労賞受賞者の平野博氏・小林清治氏、各種功労者、同団体・施設、公立学校永年勤続教員等の表彰受賞者等が出席しました。

小山総務課長の開式の辞、渡退貞雄県教育長の式辞に続いて、佐藤知事が「皆様のご功績は、本県の将来をさらに繁栄に導く輝かしいものであり、深く敬意を表する」と受賞者を讃えました。

県教育委員長は「表彰の栄誉に輝く皆様には、豊かな経験と優れた実績をお持ちの先達として、今後ともご尽力を賜りたい」と述べました。(なお、各種表彰受賞者、同団体・施設は本誌十月号で紹介してあります)

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。