教育福島0200号(1997年(H09)01月)-004page

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文化の窓

生誕100年

村山槐多展

性を開花させ、日本の近代絵画の名作といわれる作品を多く生みだした時代でし

大正時代は、若く才能のある画家たちが、競い合うように個性を開花させ、日本の近代絵画の名作といわれる作品を多く生みだした時代でした。

中でもわずか22歳でこの世を去った村山槐多(1896〜1919)は、福島出身の関根正二と並び称される異色の画家、詩人です。槐多の芸術は、アカデミックな勉強の成果によるものではありません。青年期特有の奔放な生活の中からほとばしりでたものです。ひたすら芸術のためだけに生きたかのようにみえる彼の鮮烈な生きざまと、なにものにもとらわれない独創的で力強い作品は、時代を超えて私たちを魅了します。

村山槐多の生誕100年を機に開催するこのたびの展覧会では、油彩、水彩、素描などの他に、初めて公開される自筆の詩の原稿など、あわせて約200点を展示し、〈夭折の天才〉と賞賛される村山槐多の実像に迫ろうとするものです。

「自画像」19

「自画像」1915年

「尿する裸僧」19

「尿する裸僧」1915年

「湖水と女」19

「湖水と女」1917年

「片貝風景」19

「片貝風景」1917年

講演会

「わが愛する夭折の画家・村山槐多」講師:窪島誠一郎氏(信濃デッサン館館主)日時:3月9日目午後2時〜会場:美術館講堂(入場無料)

ギャラリートーク

1)、2月28日(金)10:30〜 2)、3月15目(土)14:00〜

観覧料

一般・大学生820(660)円高校生610(460)円小・中学生4円(300)円※( )内は20名以上の団体料金

福島県立美術館〒960福島市森合字西館山1番地 TEL0245・31・5511


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