教育福島0202号(1997年(H09)04月)-004page

文化の窓

斎藤清の全貌展

凝視(花)　1950年

競艶　1973年

観覧料　一回券:一般・大学生=840円(680円)/高校生=630円(470円)/小・中学生:420円(310円)

※(　)内は20名以上の団体料金

共通券:一般・大学生=1300円(1100円)/高校生=1000円(800円)/小・中学生=了00円(500円)楽

※(　)内は20名以上の団体料金

ギャラリートーク　第一部6/20(金)4:OO、6/28(土)11:OO

第二部7/25(金)14:OO、8/9(土)11:00

福島県の会津坂下町に生まれた斎藤清(1907年生まれ)は、戦後日本の版画界を代表する作家の一人です。1951年、日本人として初めてサンパウロ・ビエンナーレ展で受賞して以来、国際的に高い評価を得るようになります。その旺盛な制作意欲は京都など古都の風景、外国風景、そして猫や花など身近なものまで様々なモチーフを対象とし、また木版のみでなくコラグラフや墨画などにも取り組み、多彩な創作活動を繰り広げてきました。

今回の展覧会は、本年卒寿を迎えた斎藤清の70年にわたる画業の全貌を二部構成で紹介しようという〕ものです。第一部では初期から現在にいたる軌跡をたどり、第二部では質感(マチエール)、形と構図、装飾という3つの観点から表現の特徴を見直してみます。木版画、コラグラフ、ドライポイント、油彩画、墨画など合わせて450点あまりの作品によってその芸術の精髄に迫ります。

パリ(5)　1961年

会津の冬(8)川井　1981年

福島県立美術館

〒950　福島市森合字西養山1番地　電話0245-31-5511