教育福島0203号(1997年(H09)06月)-018page

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め、応用力を身に付けるとともに、大幅な選択制を可能にしました。

 

特色

○数学や英語でのティーム・ティーチングによるきめ細かな指導

○生徒の希望や能力等に応じた習熟度別の講座編成

○時間割編成の工夫により生じた空き時間の有効活用

○校則の少ない、自由な校風の男女共学校

 

さらに、平成八年四月には、県内二番目の全日制単位制高校として、安積第二高校の校名を変更したあさか開成高校が誕生しました。設置学科は県内初の「国際科学科」で、英語以外の外国語も学ぶ機会を設け、将来、国際的に活躍できる人材の育成を目指すとともに、様々な科目を幅広く学ぶ機会を設け、併せて調和の取れた人間の育成を目指しています。具体的な学習の「道しるべ」として、次の四つの系統があります。

1) 「国際コミュニケーション」系

2) 「人文科学」系

3) 「数理科学」系

4) 「社会教養」系

 

特色

○自ら学ぶ一コマ九十分授業

○進学向けの七校時目授業

○各地から通学可能な八時五十分登校

○百八科目から自分で作る時間割

○正担任二人で親切指導

○十人で講座開設の少人数教育

○社会人とともに学ぶ土曜講座

 

(3) 新しい学科の設置

情報化、国際化、高齢化などの社会の変化や経済のサービス化等、産業・就業構造の変化に適切に対応する観点から、また、生徒の進路希望や地域の期待・ニーズに配慮し、これまで、特色ある、魅力ある学科の新設に努めてきました。

 

耶麻農業高校ライフコーディネイト科「ボランティア実習」

耶麻農業高校ライフコーディネイト科「ボランティア実習」

 

また、中学生の進路希望を参考にするとともに、専門高校の卒業生の進路の多様化等にも配慮しながら、普通科等と専門学科の募集定員に占める比率の見直しを図り、学科改編等を進めてきました。

その状況は次頁の表1〜表3のとおりです。

(4) 男女共学化の推進

平成五年の段階で、本県には八校の男子校と十二校の女子校がありました。男女共学の在り方について、平成五年六月に福島県学校教育審議会より提出された答申では、「 男女雇用機会均等法の施行や平成六年度からの家庭科男女必修など、男女共同社会が一層進行するなかで、学校教育の基本的な在り方として、本県においても、早急に具体策を検討し、逐次共学化を進めていく必要がある。」と述べられています。この答申を受け、平成六年よりこれまで下記のように県立高校の共学化を推進してきました。

なお、平成十年度には、郡山高校普通科と郡山女子高校も共学化されることになっています。

 

共学化の推移

六年 富岡高校

七年 福島商業高校

福島西高校(←福島西女子高校)

福島東高校

須賀川高校[普通科]

須賀川桐陽高校(←須賀川女子高校)

八年 郡山高校[英語科]

九年 白河高校

白河旭高校(←白河女子高校)

 

男女共学になる郡山女子高校

男女共学になる郡山女子高校

 

男女共学化を進める際には、用地確保の問題、施設・設備の問題、校名変更の問題など、解決しなければ

 

 

 


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