教育福島0207号(1997年(H09)11月)-002page
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こころ豊かに
郷土文化、いきいき伝承
県立相馬農業高等学校
本校の「郷土芸能」の歴史は、昭和3年に遡る。時の校長が「硬軟両面調和したる人間愛をつくるには、武道、乗馬、郷土芸能等の趣味、娯楽を与えなければならない」との考えから、余興として郷土芸能を運動会の種目として取入れたところ、観衆の大喝采を受け、それ以来、校訓の一つ『明朗闊達』にちなんで、学校教育の中に郷土芸能が取入れられた。
当地方の名物行事の一つとして、多くの市民から親しまれながら、伝統芸能を継承してきた。
白沢村指定無形民俗文化財
(八ツ田内七福神舞・稲沢御田植踊)
白沢村立白岩小学校
「あ〜らめでたや御めでたやな、此のな御家に七福神が舞い込んだり〜」の語りで始まる七福神舞や御田植踊りは、五穀豊穣と子孫繁栄を願って、白沢村八ツ田内地区と稲沢地区に伝統芸能として今に伝承されています。戦前までは一家の長男、現在では小学生(白岩小学校)を中心に継承され、各種行事でほほえましい舞を披露してくれています。
未来へつなぐ文化の伝承
伝統芸能を受け継ぐ
大栗自奉楽保存会
須賀川市の大栗地区では、10月10日の天満神社の祭礼に自奉楽を奉納します。大栗の自奉楽は、平鍬踊りで、小学3年生から6年生までの男女児童が、豊作を感謝し、木製の平鍬を持って踊ります。
祭りに備え、9月から区の公民館や役員宅の庭で練習に励みます。今年は県の民俗芸能大会にも出演し、万雷の拍手を受けました。
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