教育福島0207号(1997年(H09)11月)-004page

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文化の窓

県立博物館第4回企

県立博物館第4回企画展

「遠澤と探幽」

加藤遠毒筆「蒲湘八景図」(福島県立博物・> <P>加藤遠毒筆「蒲湘八景図」(福島県立博物館蔵) <P>加藤遠澤(寛永20年=1643〜享保15年=1730年)は会津松平家の初代藩主保科正之から3代正容に仕、えた会津藩の御抱絵師です。 <P>正之の茶坊主から抜擢され、狩野派の巨匠、狩野探幽に入門、画技を磨き、御抱絵師となりました。探幽に技量を認められ、探幽の後継者探信の後見役を任され、また、諸藩からも多くの誘いを受けましたがこれ'に応じず、生涯独身で長寿を全うし、池上本門寺の探幽の墓の傍らに葬られました。 <P>師の画風を良く学び、山水・人物・花鳥の画題、真体から草体までの筆法を幅広くこなし、堅実な技量を見せる遠澤の作品は、探幽とはまた異なる真率・質朴な印象を与えます。 <P>会津の人たちに好まれ、会津地方に多くの所蔵者を持つ遠澤ですが、今までまとめてその作品が展示公開される事はありませんでした。<P>本展は初公開の作品を多く含む遠澤作品約30点を中心に、その師である狩野探幽の作品や尚信・安信・常信ら探幽周辺の代表的画家の作品約80点を展示し、両者の比較を通して、江戸時代狩野派の特色とその中における遠澤芸術の位置を考えようとするものです。 <P>江戸時代絵画の「正統」の美をご覧ください。 <P>会期　平成10年1月24日(土)〜3月15日(日) <P>観覧料　一般・大学生=260(210)円 <P>高校生=150(100)円 <P>小・中学生;IOO(50)円 <P>(　)内は20名以上の団体料金 <P>記念講演会　講師坂井正喜氏(会津若松市文化財保護審議会会長） <P>演題　加藤遠澤の生涯 <P>期日　平成10年1月25日(日)13:30〜 <P>会場　県立博物館講堂 <P> <img src=

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