教育福島0207号(1997年(H09)11月)-015page
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の四〇%程度としました。自分のよさを認め、そのよい点を自信を持って伸ばしていこうとする生徒を求めています。また、一般選抜では、生徒自身が事前に申告した二科目の配点を多くする、いわゆる傾斜配点を実施しました。推薦選抜・一般選抜とも志願者が多く、安達東高校への期待の大きさが感じられました。総合学科では、お互いの個性を認め合い磨き合うことが求められており、合格した生徒たちは、自分のよさを伸ばしたり、新たな自分を発見しようという気持ちにあふれています。
五 「総合学科で学び始めて」生徒の感想より
安達東高校に入学しての感想は、まずきれいな学校だということです。通学には少し不便だけど、まわりにはたくさんの自然があり、空気もきれいで勉強がしやすいです。総合学科では、自分でやりたいことに合わせて科目を選んで勉強できるので、入学してよかったと思っています。
「産業社会と人間」は、いろいろな企業を見学したり、体験したり、社会人の方の講演などをとおして、自分の進路を考えるのに役立つのでとてもよい授業だと思いました。(男子)
講師の先生の話を聞いて一番驚いたことは、第一印象として大切なのは笑顔や目ではなく、ヘアスタイルだということで、意外な答えにびっくりしました。
そして、次に驚いたのが、検定などを取るのに三級をいくらたくさん持っていても資格を取ったと評価されないということです。これからはもう少し勉強をして、二級以上の資格を取れるように頑張りたいと思います。そして、これからの三年間で多くの事を学び、社会に出ても恥ずかしくない人間になれるように頑張っていきたいと思います。(女子)
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双葉翔陽高校
双葉翔陽高校は、平成九年四月一日に双葉農業高校から校名を変更し、安達東高校とともに総合学科高校としてスタートしました。現在、一期生百十四名(男子四十八名、女子六十六名)が様々な活動に意欲的に取り組んでいます。
双葉翔陽高校は、一人一人の個性と自立心を伸ばし、豊かな教養と実践力を持った心身共に健全な生徒を育むことを教育目標としています。
以下、教育課程を中心に本校の総合学科の概要を紹介します。
《魅力ある教育課程》
双葉翔陽高校は定員百二十名と小規模ですが、百十九科目の選択科目が用意され、生徒一人一人の進路希望と多様な興味・関心に対応できるようになっています。(次ページ)
(1) 特色ある五つの系列
双葉翔陽高校には、五つの総合選択科目群(系列)が用意されています。
生徒たちは、進路希望や興味・関心に応じて、また、科目のつながりなども考えて選択していきます。選択のモデルプランは提示せず、初めから生徒に履修計画を考えさせています。その際、個別面談などをとおして、適切なアドバイスと情報を提供していきます。生徒は、履修計画の作成作業をとおして総合学科のシステムを理解し、総合学科生としての自覚を深めることになります。
(2) 特色ある授業
双葉翔陽高校では、体験を重視した特色ある授業を開設しています。
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【野外巡検】
長期休業中に実施します。日本各地の動植物・地形・気候などの自然観察や文化財・史跡などの見学をとおして幅広い教養を身に付けます。
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