教育福島0217号(1999年(H11)02月)-047page
(イ) 内容
野山の探索、仙台科学館等の見学、楽しい工作・実験、天体観察、地層の観察、化石採集、野鳥の観察等
2 いわき市青少年地域教育活性化センターの事業内容
(1) 運営委員会の設置
(2) 事業の企画及び立案
(3) 関係機構・団体相互の連絡調整
ア いわき市学社連携会議との連携
イ 青少年関係団体相互の連絡調整
(4) 学習情報等の収集及び提供並びに広報及び普及啓発
(5) 学習相談活動
・青少年の学校外活動や講師に関する相談
(6) 学校外活動推進事業に関する助言・指導
ア 三地区の学校外活動推進事業
(ア) 目的
家庭・学校を含めて、「地域の子供たちのために何ができるか」という意識を住民の中に醸成し、地域における子供たちの学校外活動を支援する。併せて、新たに指導者を発掘し、地域における教育力の向上を目指す。
(イ) 三地区に実行委員会設置
(ウ) 三地区の事業内容
・平地区
中央ふれあいジュニア学級、父と子のキャンプ教室、夏休みの親子ふれあい教室、ちびっこ映画会等
・勿来地区
のびのびキッズ(鍾乳洞探検、星の村見学、宿泊体験、ボランティア体験、紙すき体験学習、親子交流等)
・四倉地区
アンケート調査、環境浄化と砂の造形、四倉地区お祭りフェスティバル、楽しい親子炊飯、ふれあい出発コンサート、絆を深めよう親子スキー教室
(7) 青少年の指導者の養成及び研修会の実施
(8) 学校のスリム化に向けての検討及び学校との連携
三 おわりに
二〇〇二年からは、学校週五日制の完全実施が予定されています。
この完全実施に向けて、家庭・学校・地域社会が連携し、地域の自然や文化・スポーツに親しむ体験活動等を通して、子供たちの豊かな心や生きる力を育むことが大切であると考えます。そのためには、青少年の健全育成に地域ぐるみで取り組むため、学校外活動の体系的な推進体制を整備する必要があります。
ここで紹介した地域教育活性化センターは、子供たちの学校外活動推進の核となるものであり、今後は、各市町村教育委員会が中心となりその設置を推進していく必要があると考えています。
また、県教育委員会では、地域における学校外活動を支援するため、「子どもたちの学校外活動指導者研修会」を、十年度は六月に国立磐梯青年の家で開催し、「子どもたちの学校外活動研究集会」は二月に郡山市で開催しました。
県民の皆様とともに、地域ぐるみの学校外活動の在り方を今後も模索していきたいと思います。