教育福島0220号(1999年(H11)7・8月号)-019/52page

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特集3

ふくしま教育総合ネットワークの整備について

FKS.ED.JP 

総務課


一 はじめに

文部省は、平成十三年度までにすべての学校を対象にしたインターネット接続整備計画を明示しており、今回の学習指導要領改訂でも、情報ネットワークを活用した学習が大きな柱となっています。

インターネットは、学習活動の場を教室や外の世界に拡大し、学習活動を深めるものと言われており、インターネット利用環境の整備は、国際化や情報化を重視した新しい教育課程の実施と深い関係があります。

インターネットを学習に活用できる環境を整備することは、重要な課題です。

【学習指導要領改訂の主な内容】
すべての児童生徒に情報活用能力を育成する

○小・中・高等学校段階を通じてコンピュータ等を積極的に活用

○小学校段階では、総合的な学習の時間を中心に情報教育を実施

○中学校段階では、技術・家庭科の「情報とコンピュータ」を必修に、発展的内容は生徒の興味・関心等に応じて選択的に学習

○高等学校段階では、新教科「情報」を設け、「情報A」「情報B」「情報C」の三科目から一科目選択必修

○特殊教育諸学校では、小・中・高等学校に準ずるほか、盲学校等において情報機器の活用を明確に位置づけ、知的障害者を教育する養護学校の高等部に選択教科として「情報」を設置

 

二 うつくしま教育ネットワーク整備事業

(1)概要

教育ネットワークの拠点を県教育センター(福島市)、サブ拠点を県養護教育センター(郡山市)に整備し、会津大学・ハイテクプラザ等との連携によってインターネット接続を行います。

また、三年間の年次計画で県立学校や教育事務所等からインターネットを利用できる環境を整備するとともに、ネットワーク拠点において学校等のインターネットの活用等を支援します。

(2)接続対象

教育ネットワークに接続を希望する県立、市町村立、私立など県内すべての小学校・中学校、高等学校、盲・聾・養護学校と公立の教育関係機関等が対象です。

年度 事業の内容
H11(1999年) ▲ネットワーク拠点(教育センタ一・養護教育センター)の整備
▲県立学校の接続(県立38校)
▲市町村立・私立学校の接続
▲教育事務所等の接続
H12(2000年) ▲県立学校の接続(県立39校)
▲市町村立・私立学校の接続
H13(2001年) ▲県立学校の接続(県立39校)
  ※全県立学校の接続完了
▲市町村立・私立学校の接続


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