教育年報1958年(S33)-027/83page
d 訪問計画
◎県南地区
訪問者\期日 7月3日(木) 7月4日(金) 備考 1班 村田,渡辺,遠藤,小森,鈴木(善),
壁谷沢,佐々木,生徒指導主事郡山盲ろう 東白川農商 東白農商には渡辺,
壁谷沢参加せず
訪問者\期日 6月11日(水) 6月12日(木) 6月13日(金) 2班 岡山,斎藤,牛沢,古関,白岩,
石川,鈴木(善),生徒指導主事棚倉 白河 白河女子 (備考)白河高に小森,白河女子高に渡辺,壁谷沢,
参加
◎会津地区
訪問者\期日 6月19日(木) 6月21日(土) 備考 1班 村田,渡辺,遠藤,小森,鈴木(善),
壁谷沢,佐々木,生徒指導主事若商夜間部 会津盲ろう
訪問者\期日 6月25日(水) 6月27日(金) 備考 2班 岡山,斎藤,牛沢,古関,白岩,
鈴木(英),生徒指導主事大沼 南会西部 大沼高に村田,
壁谷沢が参加
e その他の実施要項についてはつぎの通達を適用
する。
○昭和32年5月11日付32教学「昭和32年度県立学校
訪問の実施について」
○昭32年8月3日付32数学「昭和32年度第2学期県
立学校訪問の実施について」
なお,学校運営の反省をまとめるにあたっては,
つぎの通達および手びきを参考にされたい。
○昭和32年12月7日付32教学「昭和32年度県立学校
訪問の所見について」
○福島県教育委員会学校教育課・
福島県立学校教頭協議会共編「高等学校経営の手びき」
B 所見
○訪問者を普通課程むき,職業課程むきの2班に編
成し,それぞれ現場の要請にもとづき,当該学校
の重点教科の指導を深めることができた。
○「高等学校経営の手びき」が教頭協議会によって
編さんされ,各学校がこの手びきによって,学校
経営につとめており,訪問者もこの手びきによっ
て指導した。手びきに掲げられた目標に向って,
事務局も現場もともに相たづさえてすすむことが
できるようになり,学校訪問は手びきによる直接
指導の場となって,指導が地につき安定したよう
に思われる。
6.道徳教育・生活指導の徹底を
はかるための施策
A 道徳の時間の特設
小学校および中学校における道徳教育の徹底につ
いて文部省においては,かねてから,教育課程審議
会ならびに教材等調査研究会に諮問し,検討してき
たところであるが,昭和33年3月18日付,文初初第
180号,文部事務次官通達をもって,昭和33年度か
ら「道徳」の時間を特設し,道徳教育の充実を図る
旨示された。
a 文部事務次官通達
前記通達の要点は,つぎのとおりである。
(1) 「道徳」の趣旨・目標・指導の内容・指導方
法および指導の計画・実施に関しては,〔小学校
「道徳」実施要綱〕および〔中学校「道徳」実施
要綱〕によること。
(2) 「道徳」は毎学年・毎週1時間とし,小学校
においては,「教科以外の活動」中学校において
は,「特別教育活動」の時間のうちに,これを特
設して指導すること。
(3) 「道徳」の時間における指導は,学級担任の
教師が担当すること。
(4) 「道徳」の時間における教材の使用について
は,特に慎重な取り扱いをすること。
なお,教育委員会にあっては,「地方教育行政
の組織および運営に関する法律」第33条の規定の
運用を適確に行うことともに,特に児童生徒に教
科書に準じて使用させる図書教材については,こ
れを承認にかわらしめるように措置すること。
(1)に示す「道徳」実施要綱は,小・主学校とも
1.趣旨,2.目標,3.指導内容(中学校は内容)
4.指導方法,5.指導計画の作成(中学校は指導計
画と展開)6.指導案の例(中学校は指導計画例)
7.主題の参考例(小学校のみ)からなっている。
b 県教育長通達
県教委においては,文部事務次官通達を検討した
結果,この趣旨によって,市町村教育委員会を指導
するのが妥当と考え,つぎの通達を出した。
○昭和33年4月5日33教学第82号小学校・中学校に
おける「道徳」の実施要領について
c 小・中学校における「道徳」の実施要領の刊行
県教育長通達,小学校「道徳」実施要綱,中学校
「道徳」実施要綱,「道徳」の実施に関する参考資
料を内容として標記図書を刊行して,道徳の時間特
設の事態に処した。(A5版80ページ,4月14日発
行)