教育年報1960年(S35)-089/135page
(ロ)冬季における野外活動の災害防止策について
(2)実技 ホステリング
8,参加人員 46名
F 教育キャンプ村開設
1,趣旨
近年野外活動が青少年を中心としたグループの間に急
速普及発展した反面教育的見地からみたとき,'必ずしも
健全なものばかりとは思われない状況にあるので,モデ
ルとなるキャンプ場を設け,自主的に野外活動を実施し
ようとする青少年に利用させ,これを指導助言し,キャ
ンプ活動の正常な発展を図るため本講習会を実施した。
2,主催 福島県教育委員会
開催地教育委員会
3,場所 耶麻郡猪苗代町磐梯山麓キャンプ場
4,開設期日 昭和36年7月25日〜8月13日
5,利用方法
(1)指導者の引卒する中学生以上の学生生徒並びに勤労
青少年で,1グループ10名以上の団体であること。
(2)貸2する物品
テント(シート付4・5人用毛布, シャベル,バケツ
,庖丁,まな板等を無料で貸与
(3)物品の貸与及び辺還
キャンプ地へ到着と同時に県の指導者より必要数を受
けとり,使用方法等について指導をうけ,使用後は県の
指導者の検査を受けて返還する。物品を損傷或は紛失し
た場合は弁償しなければならない。
(4)収容人員 1日100名
6,指導講師
福島県教育委員会事務局保健体育課
指導主事 鈴木善兵衛
主事 宗像辰雄
福島県体育指導委員 渡部義健
福島県立福島商業高等学校教諭 吉野尚
郡山市教育委員会事務局保健体育課 小杉善郎
福島大学学芸学部講師 佐藤克己
福島体育振興委員 鈴木正恵
その他県保健体育課員が随時出張し指導助言にあたっ
た。
7,指導講師の任務
キャンプ地には,常に2名の指導者が駐在し,参加団
体の責任者と協力のうえ,キャンプ地の秩序維持並びに
器具用具の管理と参加者に対して指導助言を与えた。
8,参加団体
双葉町青年会,川俣高校,吾妻二中,福島六中,
鮫川中学,郡山女子短大,郡山青年会,睦合中学,
若松商業大戸中,豊里中学,表郷中学
9,参加人員 711名
G 青少年スポーツ活動指導者講習会
1,趣旨
青少年スポーツ活動は,近時種の形で普及しているが
一面単なる子供たちの欲求にもとづく自然のなりゆきに
まかせ,放任のおそもあるので,この時代に,スポーツ
活動の実践をさせるためには,意図的に指導する必要が
ある。これらの指導者に理論と実技の両面にわたり研修
の機会を与え,その資貢の向上をはかるため,本講習会
を開催した。
2,主催 福島県教育委員会
3,期日 昭和36年1月26日〜28日(飯坂)
昭和36年3月26日〜29日(平)
4,場所 飯坂町,平市
5,参加範囲
(1)小中学校及び高等学校教職員
(2)各市町村教育委員会関係職員及び体育指導委員
6,講師
全国高等学校体育連盟理事長 高田通 郡山市教育委員会事務局保健体育課長 先崎晰 福島大学学芸学部講師 佐藤克己 福島県教育委員会事務局保健体育課長 鈴木勝枝 同 指導主事 鈴木善兵衛 同 主事 佐々木英雄 同 主事 宗像辰雄 体育指導委員 鈴木正恵 同 赤津勝二 福島大学学芸学部助教授 青田峯雄 若松市教育委員会事務局保健体育課長 中島光次 平市教育委員会事務局主事 坂本智 福島県体育指導委員 田中英男 7,講習内容(飯坂会場)
講義
(1)青少年スポーツ活動の本義について
(2)青少年スポーツ活動の組織育成とその運営について
(3)青少年スポーツ活動におけるリーダーの役割につい
て
実技
参加者数 47名
講習内容(平会場)
現代社会と青少年スポーツ活動について
青少年スポーツ指導上の諸問題について
東京オリンピック大会と体育指導委員の活動について
地域に即した青少年スポーツ活動のすすめ方
スポーツ活動と健康管理の諸問題について
実技
参加者数 61名
H 野外活動指導者講習会
1,趣旨
次代をになう青少年の健全な発達を図るためには,青
少年に教育的なキャンプ活動を奨励し, 自然に親しま
せ,共同生活を通して,奉仕,協同,友情,郷土愛の精
神を体得させることが緊要な措置と思料されるので,関