教育年報1965年(S40)-001/213page
教育行政
第1節 昭和40年度福島県教
育委員会努力目標
昭和40年度における教育行政は、逐年累積した成果
の反省にもとづき、かつ、国の施策と本県総合開発計
画に呼応して長期総合教育計画を策定し、教育の近代
化を促進して、心身ともに健全な県民の育成のため、
下記7項目の目標の遂行に努力を結集する。
目標 重点事項 1.教職員の研 教職員研修の諸条件を改善して現 修態勢を確立 教育を充実し、その専門的成長をは してその資質 かるとともに、教育活動の質的充実 の向上をはか につとめて学力の向上を推進する。 り、児童生徒 (1)現職教育の推進 の学力の向上 (2)指導体制の充実 にっとめる。 (3)教育研究団体の活動の促進 (4)学力向上のための研究調査の推 進 (5)研究学校、実験学校運営の充実 (6)幼稚園教育の振興 2.道徳教育、 学校教育における道徳教育および 生徒指導の徹 生徒指導の体制を確立し、関係諸機 底をはかり、 関との連けいをはかり、健全な児童 健全な児童生 生徒の育成につとめる。 徒の育成につ (1)道徳教育、生徒指導の指導体制 とめる。 および指導法の改善充実 (2)教育相談の充実 (3)進路指導の徹底 3.産業教育、 産業および技術の進歩に即応した 科学技術教育 産業教育、科学技術教育を充実して、 の振興をはか 産業開発に寄与する有能な人材を育 る。 成する。 (1)各種振興法による教育施設設備 の充実と活用 (2)商業教育の体質改善の推進 (3)農業教育近代化の促進 (4)理科教育センターの整備充実と 活用 4.へき地教育、 教育の機会均等の趣旨にもとづき 特殊教育の振 へき地教育、特殊教育の施設設備の 興をはかる。 充実をはかるとともに、関係教職員 の資質を高め指導内容の刷新と教育 活動の充実につとめる。 (1)教職員の適正配置と教職員組織 の充実強化 (2)へき地教職員研修の強化 (3)盲学校、ろう学校、養護学校の 整備 (4)盲学校、ろう学校職業教育の強 化 (5)特殊学級の拡充
目標 重点事項 5.教育環境、 長期視野にたって、教育環境、教 教育条件の合 育条件の整備充実につとめる。 理化を促進す (1)長期総合教育計画の策定 る。 (2)高等学校施設整備の促進と教職 員定数の確保 (3)学校管理運営の合理化 (4)学校防火対策の徹底 (5)教職員の福利厚生事業の拡充強 化 6.社会教育の 時代の進展に即応する社会教育活 振興と県民文 動を展開するために、指導体制の確 化の向上につ 立と施設設備の充実をはかるととも とめる。 に、芸術文化の保護奨励を強化して、 県民の資質向上につとめる。 (1)少年生活指導の強化 (2)勤労青少年教育の振興 (3)家庭教育、成人教育の振興 (4)芸術文化の振興と文化財保護の 強化 (5)へき地への文化の導入 (6)社会教育指導体制の確立 (7)公民館等社会教育施設の整備促 進 (8)図書館設置の促進と事業の充実 7.スポーツの スポーツの普及と技術の向上をは 振興と体位体 かるとともに安全教育を徹底し、学 力の向上をは 校給食の普及充実を促進して青少年 かる。 の体位体力の向上をはかる。 (1)学校体育指導の充実 (2)スポーツ人口の拡大と水準の向 上 (3)体育施設、設備の整備促進 (4)学校給食の完全実施と内容の充 実 (5)学校環境衛生検査の実施とその 事後措置の徹底 (6)安全教育の徹底 第2節 教育委員会
1 教育委員会
昭和40年10月9日で任期満了の委員長には改選の結
果、今泉修一委員が選任され委員長職務代理者には阿
部信義委員がえらばれた。
昭和40年12月23日で任期満了による笠原良平委員の
後任に玄葉与光氏が選任され、昭和40年12月24日就任
した。
現委員は次のとおりである。
職名 氏名 職業 住所 就任年月日 委員長 今泉修二 会社取締役 二本松市郭内3丁目263の1 38.10.11 委貝長職務代理者 阿部信義 なし 原町市大町2丁目190 39.10.11 委員 太田緑子 なし 郡山市池の台9-3 37.10.10 委員 江花静 なし 会津若松市東山町石山字水尾前丙221 39.10.11 委員 玄葉与光 酒造業 田村郡船引町大字船引字北町通41 40.12.24