教育年報1965年(S40)-084/213page
2 中 学 校
(1)目 的
中学校の新教育課程の実施にともなう指導上の諸
問題を研究協議し、その解明を図り教職員の指導力
の向上に資する。
(2)主 催
文部省 福島県教育委員会
各地区における市町村教育委員会連絡協議会
(3)協 賛
福島県中学校長会 福島県中学校教育研究会
(4)期日・期間
昭和40年7月29日(木)30日(金)の2日間
(5)会 場
1) 県北地区 福島会場(信夫・伊達・安達各管
内)
2) 県中地区 郡山会場(郡山・岩瀬・田村各管
内)
3) 県南地区 白河会場(西白河・東白川・石川
各管内)
4) 会津地区 会津若松会場(南会津・北会津・
耶麻・両沼管内)
5) 石城地区 平会場(石城管内)
6) 相双地区 浪江会場(相馬・双葉管内)
(6)参 加 者
国・公・私立の中学校教員とし、各会場の参加者
数は表のとおりとする。
(7)研究集会の運営
1) 部会を次のとおり設け、参加者はそれぞれひと
つの部会に所属して研究する。なお各部会には指
導助言者・司会者・記録係をおく。
(国語) (社会) (数学) (理科)
(音楽) (美術) (保健体育) (技術・家庭男子向き)
(技術・家庭女子向き) (外国語)
(道徳) (特別教育活動・学校行事等)
(職業に関する教科)
2) 各部会ごとに研究問題として設定された共通問
題および県問題各1題ずつを中心に研究する。
3) 日程は次のとおりとする。
時刻
日9:00 9:20 9:50 12:00 13:00 15:50 16:00 第1日 開会式 オリエン テーション 部会 (共通問題) 昼食休憩 部会 (共通問題) 第2日 部会 (県問題) 〃 部会 (県問題) 閉会式 4) 部会の内容には、オリエンテーション、研究発
表、研究協議、まとめの各事項を含むものとする。
5) 研究発表は、各部会につき各出張所管内から2
人(共通問題、県問題各1人)ずつ行なうのを原
則とする。ただし、各部会の発表者が6人を下ら
ないようにする。
6) 各会場の運営責任者は、会場出張所長とし、運
営責任者は共催者および協賛者と密接な連絡を図
って運営にあたる。
(8)指導助言者
大学教授、指導主事、指導委員および校長、教諭
等
(9)事前研究
1) 参加者は「事前研究の手びき」に基づき個人ま
たは共同で事前研究を行なうこと。
2) 各教育研究団体や各学校においては、当研究集
会の研究問題を研究主題の中にとりあげて研究す
ることが望ましい。
(10)事 後処理
1) 各部会においては、研究結果をまとめて、会場
出張所長に提出する。
2) 各会場の研究結果は、県教委においてまとめを
する。
3) 参加者の中から各部会ごと2人程度の県代表を
決定し、全国集会に派遣する予定である。
4) 各学校においては、参加者を中心にして研究を
深める機械を設けることが望ましい。
(11)研究問題(アは共通問題、イは県問題)
1) 国 語
ア.書写の指導はどのようにしたらよいか。
イ.ことばのきまりに関する指導は、どのように
したらよいか。
2) 社 会
ア.社会科の指導に当たって、教材研究をどのよ
うに行なっていったらよいか。
イ.社会科の学習資料を、どのように収集し活用
したらよいか。
3) 数 学
ア.正の数、負の数の指導をどのようにしたらよ
いか。
イ.作図の指導をどのようにしたらよいか。
4) 理 科
ア.「力と仕事」および「地表の歴史」を系統的
に理解させるには、どのように指導したらよい
か。
イ.生徒の既有経験の少ない教材の学習において、
おこりやすい抵抗にはどのようなものがあるか。
また、それらをどのように指導したらよいか。
―特に「原子・分子」を素材として考察する