教育年報1967年(S42)-088/194page
部会名 会場名 会期 参加者数 機械 福島市立福島 第三中学校 8月1日〜4日 4日間 40名 〃 郡山市立郡山 第一中学校 〃 〃 〃 会津若松市立 第二中学校 〃 〃 〃 原町市立原町 第一中学校 〃 〃 家庭機械 福島市立福島 第三中学校 〃 〃 〃 郡山市立郡山 第一中学校 〃 〃 〃 会津若松市立 第二中学校 〃 〃 〃 原町市立原町 第一中学校 〃 〃 計 320名
(4) 部会の内容
1) 機械部会
・ 技術・家庭科教育における安全の心理
・ 安全教育と施設・設備の管理
・ 自転車の性能、動力の伝達、潤滑、制動
・ 治具の製作、カム・リンクの製作
2) 家庭機械部会
・ 技術・家庭科教育における安全の心理
・ 安全教育と施設・設備の管理
・ 裁縫ミシンの縫合原理と機構
・ カム・リンクの製作
・ 繊維の鑑別法と織物の性質
(5) 講 師
6月20日〜22日まで、理科教育センターで実施した講師
講習会に参加した教員をもってあて、全般的な指導は県教
育庁指導主事があたった。
(6) 実施状況および所見
夏季休業中の暑い盛りの時であったが、各地区とも講師
陣の周到な準備と指導によって、大きな成果を得ることが
できた。また、受講者は、昼休みも忘れて終始熱心な態度
で研修し、実技習得に努めた。
4 理科教育振興法による設備の充実
理科教育振興法に基づく理科教育設備費補助事業は、昭和
29年から実施され、以来10数年を経過している。
その間、36年に理科教育設備基準が一部改訂され、40年に
は、学校規模・品目・基準数量・基準単価等について、比較
的大幅な改訂が行なわれた。その新基準による初年度の充実
の状況は、次のA・B表に示すとおりである。なお、C表は、
この補助事業が始められてから14年間の推移を示したもので
ある。
C表からもわかるように、これまで多数の学校に多額の補
助金が注入されてきたが、全国的に見るとまだ低率であるこ
とは否定できない。本県理科教育の進展を考えるとき、やは
り大きな問題であり、今後大幅な充実対策が望まれることは、
県の長期総合教育計画にも述べられているとおりである。
なお、現有設備の活用についていっそう考慮することによ
って、この設備補助の真価がじゅうぶんに発揮されるよう、
関係者はお互いに努力を続けなければならないと考え
る。
A. 理科設備の学校規模別基準総額、充実総額、現有金額 (昭和42.3.31現在)
小 学 校
区分 1(1学級〜5学級)
(237校)2(6学級〜23学級)
(496校)3(24学級以上)
(61校)計 基準総額 164,307,360 482,647,680 78,999,880 725,954,920 充実総額 26,232,590 232,566,780 38,064,490 296,863,860 充実率 16.0 48.2 48.2 40.9 現有金額 25,881,470 225,991,580 36,350,590 288,223,640 現有率 15.8 46.8 46.0 39.7
中 学 校
区分 1(1学級〜5学級)
(55校)2(6学級〜17学級)
(203校)3(18学級以上)
(64校)計 基準総額 87,666,150 373,737,210 160,259,200 621,662,560 充実総額 22,824,770 147,257,760 69,153,560 239,236,090 充実率 26.0 39.4 43.2 38.5 現有金額 21,739,230 140,744,190 65,061,220 227,544,640 現有率 24.8 37.7 40.6 36.6
高 等 学 校
区分 1(1人〜300人)
(0校)2(301人〜1,200人)
(46校)3(1,201人以上)
(31校)計 基準総額 298,703,760 232,270,290 530,974,050 充実総額 93,994,450 73,014,780 167,009,230 充実率 31.5 31.4 31.5 現有金額 29,689,550 70,094,770 162,784,320 現有率 31.0 30.2 30.7