教育年報1969年(S44)-003/241page

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第1章 教育行政

   第1節  昭和44年度福島県教育

       委員会努力目標

 福島県教育委員会は「未来をひらく豊かな教育」をめざし

て、次の努力目標を設定し、市町村教育委員会ならびに関係

機関・団体と緊密な連絡のもとに、教育の正常化を促進し、

県民の期待にこたえる教育を積極的に推進する。

目標 重点事項
1. 児童・生徒の能力開発と
徳性のかん養
 児童・生徒の個性・能力に応じた適正な教育を
行ない、調和と統一のある教育活動の推進により、
学力の向上につとめる。
・ 学習指導要領の改正の趣旨を徹底する。
・ 教育課程の正常な編成をし、その完全実施につとめる。
・ 教育内容の精選・集約につとめ、指導法を改善する。
・ 科学技術教育・産業教育を充実する。
・ 道徳教育の全体計画を整備し、実践指導を強化する。
・ 生徒指導についての共通理解とその徹底をはかる。
・ 能力・適性に応じた進路指導を強化する。
2. 体育・スポーツの振興と
健康・体力の増進
 体育・スポーツの振興と保健教育の充実をはか
り、県民の健康と体力の維持増進につとめる。
・ 学校体育を充実する。
・ 社会体育の振興をはかるとともに県民のスポーツ
水準を高める。
・ 体育施設設備を整備充実し、効率的に運営管理する。
・ 児童・生徒の保健教育を強化するとともに学校
環境衛生の維持改善をはかる。
・ 学校給食を普及し内容を整備充実する。
・ 交通安全指導を徹底する。
3. 社会教育の振興充実と
文化の向上
 社会の変化に対応して社会教育を総合的に推進
するとともに、芸術文化の振興と郷土の伝統的な
文化財の保護につとめる。
・ 少年教育・勤労青年教育を推進する。
  ・ PTA活動の促進と家庭教育を振興する。
・ 社会教育指導者の養成につとめ、指導組織を強 化する。
・ 社会教育の施設設備を整備充実する。
・ 芸術文化活動を推進する。
・ 文化財の積極的な保護につとめ、その活用を推 進する。
・ 図書館資料を充実し、読書普及運動を推進する。
4. 教職員の資質と
指導力の向上
 教育公務員としての自覚を深め、研修を強化し
て指導力の向上につとめる。
・ 教職員の専門性を高めるための研修を促進する。
・ 指導機関・研究機関・研究団体との連けいによ
り教育研究を推進する。
・ 自主的研究団体の育成強化をはかる。
5. 教育諸条件の整備と
学校管理運営の充実
 教育環境を整備改善して、その充実をはかると
ともに、学校管理の適正な運営により教育効果の
向上につとめる。
・ 施設設備を改善充実する。
・ へき地教育を改善充実する。
・ 特殊教育ならびに幼児教育を拡充整備する。
・ 後期中等教育の拡充整備を促進する。
・ 教職員の福利厚生事業の拡充と勤務条件の改善
をはかる。
・ 教職員組織を充実強化する。
・ 教職員の服務に関する指導を徹底する。
・ 学校事故防止の徹底をはかる。

   第2節  教育委員会

 1 教育委員会

 玄葉与光委員長の任期満了により、昭和44年10月14日の臨

時会において改選の結果、新委員長には太田緑子委員が選任

され、委員長職務代理者には、佐藤広治委員が選任された。

 現委員は次のとおりである。

職名 氏名 職業 住所 就任年月日 初任年月日
委員長 太田緑子   郡山市池の台9-3 41.10.10 31.10.1
委員
(委員長職務代理者)
佐藤広治   福島市泉字仲田4-10 42.10.11 42.10.11
委員 玄葉与光 酒造業 田村郡船引町大字船引字北町通41 44.12.24 40.12.24
委員 佐藤正人   南会津郡下郷町大字中妻字家の上乙30 43.10.11 41.10.8
委員 山崎忠兵衛 醸造業 いわき市平字鍛冶町3 43.10.11 43.10.11

 2 審議事項

 4月定例会 (44.4.8教育委員会室)

報告  1 市町村教育委員会教育長の任命承認について

    2 福島県後期中等教育審議会の答申について

    3 昭和44年度福島県公立高等学校入学者選抜再募集

     状況について

    4 昭和43年度末県立学校教職員第2次人事異動につ

     いて

    5 文化センター設備関係業者の入札結果について

議案 第1号  昭和44年度教科用図書選定審議会委員の任命

       について

 5月定例会 (44.5.8教育委員会室)


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