教育年報1970年(S45)-003/260page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

教育行政

第1節昭和45年度福島県教育

委員会努力目標

福島県教育委員会は、時代の進展に即応し「未来をひらく

豊かな教育」をめざし、次の努力目標を設定し、市町村教育

委員会ならびに関係機関・団体と緊密な連絡のもとに教育の

正常化を促進し、県民の期待にこたえる教育を積極的に推進

する。
目標 重点目標
1. 児童・生徒の能力開発と徳性のかん養 児童・生徒の個性・能力に応じた適正な教育を行ない、調和と統一のある教育活動の推進により、学力の向上につとめる。
○学習指導要領の改正の趣旨を徹底する。
○教育課程の正常な編成をし、その完全実施につとめる。
○指導内容の精選・集約につとめ、指導法を改善する。
○科学技術教育・産業教育を充実する。
○道徳教育の全体計画を整備し、実践的指導を強化する。
○生徒指導について校内指導態勢を確立し、その徹底をはかる。
○能力・適性等に応した進路指導を強化する。
●高等学校教育の充実 ●生徒の能力・適性・進路等に応ずるように教育課程・教育内谷の多様化をはかる。
●教職員の政治的・社会的事象の指導に関する識見を高め、生徒の政治的教養の育成につとめる。
2. 体育・スポーツの振興と健康・体力の増進 体育・スポーツの振興と保健教育の充実をはかり、県民の健康と体力の維持増進につとめる。
○学校体育を充実する。
○社会体育の振興をはかるとともにスポーツの水準を高める。
○体育施設・設備を整備充実する。
○児童・生徒の保健教育を強化するとともに学校環境衛生の維持改善をはかる。
○学校給食を普及し、内容を整備充実する。
○交通安全指導を徹底する。
3. 社会教育の振興充実と文化の向上 社会の変化に対応して、社会教育を総合的に推進するとともに芸術文化の振興と郷土の伝統的な文化財の保護につとめる。
○少年教育・勤労青年教育を推進する。
○PTA活動の促進と家庭教育を振興する。
○社会教育指導者の養成につとめ、指導組織を強化する。
○社会教育の施設・設備を整備充実する。

目標 重点目標
4. 教職員の資質と指導力の向上 ○芸術文化活動を推進する。
○文化財の積極的な保護につとめ・その活用を推進する。
○図書館資料を充実し、読書普及活動を推進する。教育公務員としての自覚を深め、研修を強化して資質と指導力の向上につとめる。
○教職員の専門性を高めるための研修を促進する。
○指導機関・研究機関`研究団体等との連けいにより研究を深める。
5. 教育諸条件の整備と学校管理運営の充実 ○自主的研究団体の育成強化をはかる。 教育環境を整備改善して、その充実をはかるとともに学校管理の適正な運営により、教育効果の向上につとめる。
○施設・設備を改善充実する。
○へき地教育を改善充実する。
○特殊教育ならひに幼児教育を拡充整備する。
○後期中等教育の拡充整備を促進する。
○教職員の勤務条件を改善する。
○教職員の福利厚生事業を拡充強化する。
○教職員組織を充実強化する。
○教職員の服務に関する指導を徹底する。
○学校事故防止の徹底をはかる。

第2節教育委員会

1教育委員会

太田緑子委員長が昭和45年10月9日任期満了により退任し、

昭和45年10月8日の定例会において、新委員長に委員長職務

代理者佐藤広治委員が選任され、委員長職務代理者に山崎忠

兵衛委員が指定される。

太田緑子委員の任期満了による退任にともない新委員に笠

原美禰が昭和45年10月10日任命される。

玄葉与光委員が任期途中の昭和46年2月4日辞職、新委員

に会田宗太郎が昭和46年3月11日に任命される。

現委員は次のとおりである。
職名 氏名 職業 住所 就任年月日 初任年月日
委員長 佐藤広治   福島市泉字仲田4の10 42.10.11 42.10.11
委員
(委員長職務代理者)
山崎忠兵衛 醸造業 いわき市平字鍛治町3 43.10.11 43.10.11
委員 佐藤正人   南会津郡下郷町大字中妻字家の上乙30 43.10.11 41.10.8
委員 笠原美禰   須賀川市上人坦1の2 45.10.10 45.10.10
委員 会田宗太郎 医師 西白河郡矢吹町大字矢吹西宅地9 46.3.11 46.3.11


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。