教育年報1971年(S46)-019/255page
オ.子どもの教育について
力.日常生活における消費生活をよりよくすることに
ついて
キ.そのほか(具体的に記入してください)
( )
ク.とくになし
5)個人生活上のことで学習したいこと。
第10図
第11図
※ア.教養を高めること。
イ.体育・スポーツをすること。
ウ.レクリエーションや趣味を楽しむこと。
エ.健康を管理すること。
オ.そのほか(具体的に記入してください)
力.とくになし
5.教育機器の導入と活用に関する調査
(1)調査の趣旨
近年における科学技術の急激な発展や、経済、社会、文
化のめざましい進歩に伴って、教育の現代化が今日的課題
と して提唱されてきた。
従来の多人数学級における教師中心の一斉指導のあり方が、
人間に関する科学の新しい成果を取り入れることによって
質的に転換され、個々の児童・生徒の能力の伸長を図るた
めの学習方法が試行されている。
特に、最近、ティーム・ティーチング、プログラム学習
をはじめ、V・T・R、O・H・P、アナライザー、各種プロジ
エクターなどの教育機器を活用した学習方法が、教育改善
への試みとして、本県でも具体的に教育活動に取りいれら
れている。今回の調査は、このような「学習指導の近代化」
の視点に立って、福島県の現状を分析し、今後の動向を予
測し、「教育改善」のための基礎資料とするものである。
(2)調査の内容および方法
この調査は、1)教育改善に対する関心調査、2)教育
機器の現有設備状況調査、3)教育機器の活用状況調査の
3分野に分かれており、調査問題を1〜14まで設定した。
調査票を各学校に配布し、該当欄に記号を付して提出を
求めこれを集計した。
(3)調査の対象
県内の公立小学校 733校(分校も含む)
公立中学校 299校(分校・分室も含む)
(4)調査の年月日
昭和46年11月15日現在
(5)調査結果
1) 教育改善に対する関心
学校別\項目\回答 1 関心がない 2 話題になったことがある 3 学校で計画中 4 学校で実践中 5 一部教師関心 6一部教師実践 7 かなりの教師実践 8 無回答 小学校 % 1.2 17.7 16.8 17.3 13.5 19.8 7.4 6.3 中学校 % 2.3 14.7 9.7 15.7 24.4 23.7 9.4 0 計 % 1.6 !6.9 14.7 16.9 16.7 20.9 7.9 4.5
2)教育機器の活用領域
学校別\活用領域\回別 1 学習活動 2 学校・学級経営 3 カウンセリング 4 広報・図書館運営 5 健康管理 6 進路指導 7 成績・出欠の処理 8 時間割等の教務事務 9 学校事務 10 クラブ活動 11 その他 小学校 % 84.3 9.0 0.7 3.7 7.9 0.3 1.1 0.7 4.4 10.0 2.0 中学校 % 82.3 10.4 0.7 3.2 5.0 16.1 2.3 0.7 4.3 14.7 2.3 計 % 83.7 9.4 0.7 2.6 7.1 4.8 1.5 0.7 4.4 11.3 2.1
3) 教育機器導入上の障害となる事項
学校別\項目\回答 1 設備不足 2 研修不足 3 PR不足 4 時間不足 5 熱意不足 6 その他 7 無回答 小学校 % 61.9 4.0 1.9 18.3 2.9 0.3 10.8 中学校 % 54.8 4.7 2.3 15.1 2.3 1.3 19.4