教育年報1971年（S46）-095/255page

　及びへき地勤務未経験者についての計画的へき地転入等を

　すすめてきたが、今後さらに計画的広域交流を推進する必

　要がある。

(3)　施設設備の充実と学習指導法の改善をはかること

　　教育機器の導入等、施設設備、教材教具の充実により学

　習指導法を改善し、学習の能率化や個別化を促進し教育水

　準の向上をはかる必要がある。

(4)　福島県へき地教育振興会との協力をいっそう強化する

　　本県のへき地教育振興会は、昭和25年に県民の友愛精神

　から発促し、以来20余年間の長きにわたり、へき地教育振

　興のために多大の貢献をしてきた団体であり、今後は、さ

　らに密接な連絡提携のもに協力体制を強化しへき地教育の

　振興をはかる必要がある。

第7節　産業教育振興法

補助事業

　1.産業教育施設・設備の整備

(1)　高等学校産業教育施設・設備等整備費

　　県立高等学校における産業教育のための実験実習施設、

　設備の整備については、福島県長期総合教育計画にもとづ

　きその促進をはかった。

　　昭和46年度末の充実状況は、下記のとおりである。

学科＼区分	施設			設備
	基準面積	充実面積	充実率	基準金額	充実金額	充実率
	m2	m2	%	干円	千円	%
農業	155,735	50,814	32.6	1,066,933	480,192	45.0
工業	103,002	54,398	52.8	2,337,317	1,262,099	54.0
商業	20,615	11,070	53.7	251,292	154,252	61.4
水産	6,210	2,808	45.2	101,072	56,626	56.0
家庭	15,773	9,223	58.5	174,366	95,886	55.0
計	301,335	128,313	42.4	3,930,980	2,049,055	52.1

　昭和46年度実績内容は、次のとおりである。

1）　一般施設費……第6年次分

大学科名	学校名
農業 　(7校)	福島農蚕、東白川農商、会津農林、田島、相馬農業、相農飯舘分校、岩瀬農業
工業 　(3校)	福島工業、平工業、塙工業
商業 　(1校)	西会津
家庭 (1校)	猪苗代

工事費　　399,656千円

面　積　　　10,691m²(充実面積7,636m²充実率2.4%)

2）　一般設備費……第6年次分

大学科名	学校名
農業 本　12校 分　7校	福島農蚕、東白川農商、耶麻農業、猪苗代、会津農林、 田島、相馬農業、小高農業、双葉農業、岩瀬農業、 磐城農業、会津中央分校(大平、針道、白沢、大槻、 御舘、つつしが丘、飯舘)
工業 (11校)	福島工業、川俣、郡山西工業、白河農工、塙工業、 喜多方工業、会津工業、郡山工業、勿来工業、 小高工業、平工業
商業 (11校)	福島商業、福島西女子、郡山商業、本宮、西会津、 喜多方商業、若松商業、小名浜、浪江、原町、双葉
水産 (1校)	小名浜水産
家庭 本　15校 分　2校	東白川農商、耶麻農業、猪苗代、会津農林、大沼、 田島、相馬農業、小高農業、双葉農業、白河農工、 郡山女子、船引、喜多方、四倉、新地 分校(針道、 御舘、矢吹)

設備費　　184,620千円(充実金額168,773千円　充実率4.3%)

3）　設備更新費

　　昭和27〜29年度に整備した産振設備で、老朽または破

　損がはなはだしく使用に耐えない設備について、5ヵ年

　計画の第4年次分として次のとおり更新整備をはかった。

大学科名	学校名
農業 (3校)	福島農蚕、会津農林、磐城農林
工業 (5校)	福島工業、川俣、郡山工業、会津工業、平工業
商業 (2校)	安積第二、喜多方商業
水産 (1校)	小名浜水産

更新設備費　24,600千円(更新充実金額　22,758千円)

2.自営者養成農業高校の整備

　岩瀬農業高等学校の農業自営者養成教育のための実験実習

施設・設備を、2ヵ年計画の第1年次分として次のとおり整

備した。

(1)　寄宿舎施設

　1）　建設場所

　　　岩瀬郡鏡石町大字鏡田字…貫地内

　2）　規　　模

　　　収容人員　400名

　　　A類型(2ヵ年間収容)

　3）　構造・面積

　　　鉄筋コンクリート造延3,784m²

　　　　管理棟　1階建

　　　　男子棟　3階建

　　　　女子棟　2階建

　4）　工事費

　　　219,820千円