教育年報1971年(S46)-182/255page
三坂耿一郎(日本彫塑会会員)、菅野忠良(日本彫塑会会員)
(4) 参加者 43名
(5) 内 容
1) 実技と講義
ア、頭像製作上の注意点について
イ、モデルの見方について
ウ、石こう取りについて
2) 討 議
ア、これからの彫塑活動について
以上であるが、県下各地からの参加者を得て、実のある研修
会であった。今後は高校生、勤労青少年の参加奨励につとめ
る必要がある.
13.音楽(合唱)指揮者講習会
本県の音楽水準を高めるとともに指導者の養成をはかる目
的をもって、県合唱連盟と共催で実施した。
(1) 期 日 昭和46年7月24日〜25日
(2) 会 場 福島県婦人会館
(3) 講師 池田明良(指揮者)高野広治(指揮者)
(4) 参加者 68名
(5) 内 容
1) 実技と講義
ア、古典派作品の研究と実習
イ、邦人作品の研究と実習
2) 全体会
ア、ディスカッション
以上であるが、参加者はいづれも熱心であり、今後は回数の
増と、社会教育関係者および一般の参加が望まれる。
14.青少年芸術劇場
文化庁が毎年実施しているもので「青少年に対し、すぐれ
た音楽・演劇等を鑑賞する機会を提供することにより、青少
年の芸術鑑賞能力の向上と豊かな情操のかん養に資し、もっ
て国民の芸術への理解を高め、わが国芸術文化の振興を図る。」
ものである。46年度はいわき市において開催、地元教委の多
大のご支援もあり、青少年にとって極めて有効な催しであっ
た。
(1) 期日 昭和46年8月14日
(2) 会場 いわき市平市民会館
(3) 部門 オーケストラ
(4) 演奏者 読売日本交響楽団
(5) 解説者 山田一雄
(6) 演奏曲目
○歌演「ルスランとリュドミラ」序曲
○フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299
○交響曲第9番ホ短調作品95「新世界」より
15.そ の 他
県芸術祭に関し、県教育長の諮問にこたえるため、芸術祭
運営協議会を構成し、年3回開催した。
(1) 芸術祭運営協議会
白河市文化団体連絡協議会 熊田猛男
いわき市文化団体連絡協議会 石河清
原町市文化団体連絡協議会 門馬直孝
郡山市文化団体連絡協議会 岩島誠吉
会津若松市文化団体連絡協議会 松川善吉
福島市文化団体連絡協議会 平井博
FMC合唱団 高野広治
いわき美術協会 菱沼儀
県三曲連盟 蕃建柳子
福島華道連盟 小武山華枝
福島市教育長 辺見正治
二本松市教育長 三瓶芳徳
国見町公民館長 佐藤善次郎
保原町教育長 滝沢由雄
川俣町文化団体連絡協議会会長 木村章
福島民報社 河田享
福島民友新聞社 門馬純
福島テレビ 渡辺達雄
福島中央テレビ 今泉正顕
NHK福島放送局 小山康雄
財団法人福島県文化センター 丹野清栄
(2) 選抜秀作美術展選考委員会
平井博(学識) 高橋良一郎(学識) 渡辺到源(学識)
常盤大空(日本画) 斎藤正夫(洋画) 山川忠義(洋画)
若松光一郎(洋画) 照井久良八(工芸) 藤本竹亭(書)
(3) 県文化センター事業一覧
区分 事業名 実施月日 実施場所 入場者数 音楽 ブルガリア合唱団公演 4月28日 大ホール 1,450人 日本フィルハーモニー交響楽団 9月4日 〃 903人 演劇 夕鶴 11月9日 〃 996人 美術 近世洋風画展 8月8日〜22日 展示室 547人 院展福島展 10月10日〜24日 〃 4,941人 美術博物館展示 4月・6月・7月・12月 計67日 〃 786人 文化 文化講座 6月〜8月 会議室(兼)展示室 594人 文化講演 10月31日 小ホール 100人 史料展 絵馬展 5月10日〜30日 史料館 1,200人 福島の先覚者展 9月1日〜33日 展示室 1,189人 民俗資料展 11月16日〜12月15日 史料館 1,600人 古文書講座 7月27日〜28日 田島町 55人 科学 地球展 5月16日〜30日 展示室 19,709人 計 34,070人
第7節 文化財の保護
1.概 況
文化財の保護は、貴重な文化的遺産を将来に保存すること