教育年報1972年(S47)-023/285page
2)特殊学級の新増設計画調査
昭和48年度から昭和52年度までの5年間について、新
増設の計画の有無を調査したものである。これによる
と、ほぼ、1/3に相当する市町村が計画ををもち、学級種別
ては、精神薄弱が74.4%と圧倒的に多い。
第8表は、学級種別にみた、新増設計画の一覧である。
第8表 特殊学級(学級種別)の新増設計画
学級種別 小中学校の別 48年度 49年度 50年度 51年度 52年度 教委数 学級数 教委数 学級数 教委数 学級数 教委数 学級数 教委数 学級数 視 聴 精 肢 虚 言 情 視 聴 精 肢 虚 言 情 視 聴 精 肢 虚 言 情 視 聴 精 肢 虚 言 情 視 聴 精 肢 虚 言 情 視覚 小学校 1 1 1 1 1 1 中学校 1 11 1 1 聴覚 小学校 1 1 1 1 1 1 中学校 1 1 精薄 小学校 21 39 11 13 5 13 2 3 4 5 中学校 20 29 11 12 7 8 4 5 2 2 肢体 小学校 中学校 1 虚弱(病弱) 小学校 4 8 1 1 中学校 言語 小学校 2 3 2 4 1 1 中学校 1 1 1 1 情緒 小学校 1 1 中学校 計 小学校 28 39 8 3 1 15 1 1 13 4 8 1 1 7 1 5 1 1 3 1 4 5 中学校 21 1 29 11 12 9 1 8 1 5 1 5 3 2 1
3)特殊教育諸学校に関する調査
第9表は、学校別、学年別にみた生徒数であり、第10
表は、障害の程度別児童・生徒数である。
第11表は、通学方法別児童・生徒数であり、第2図は、
通学方法別の比率を表わしたものである。
「家庭からの通学は盲学校で20.2%、ろう学校では、
ほぼ、半数に近い43.4%、養護学校でも46%が通学し
ている。
第9表 学年別児童・生徒数(県立学校)
47.9.1現在
学校名\学年\種別 小学部 中等部 1 2 3 4 5 6 計 1 2 3 計 福島盲学校 5 1 2 2 10 4 6 5 15 郡山盲学校 2 2 2 6 4 1 17 4 2 7 13 会津盲学校 6 2 2 2 2 1 15 3 5 4 12 平盲学校 1 3 1 5 1 11 1 4 6 11 計 9 4 12 10 13 5 53 12 17 22 51 福島ろう学校 6 5 5 5 4 7 32 4 5 9 18 郡山ろう学校 9 5 7 5 9 10 45 16 9 13 38 会津ろう学校 5 2 2 2 2 8 21 3 8 3 14 平ろう学校 6 7 3 4 5 5 30 6 5 10 21 計 26 19 17 16 20 30 128 29 27 35 91 郡山養護学校 17 21 16 15 18 17 104 20 16 14 50 平養護学校 11 21 15 13 13 11 84 14 16 13 43 計 28 42 31 28 31 28 188 34 32 27 93
第10表 心身障害の程度別児童・生徒数
種別 心身障害の程度 人員 小学部 中学部 盲学校 1 両眼の視力が0.1未満のもの 34 25 2 両眼の視力が0.1以上0.3未満のもの、又は視力以外の視機能障害が高度のもののうち、点字による教育を必要とするもの又は、将来点字による教育を必要とすることとなると認められるもの。 19 26 ろう学校 1 両耳の聴力損失が90デシベル以上のもの 73 37 2 両耳の聴力の損失が、90デシベル未満50デシベル以上のもののうち、補聴器の使用によっても、通常の話声を解することが不可能又は、著しく困難な程度のもの 55 54 養護学校 1 体幹の機能の障害が、体幹を支持することが不可能又は、困難な程度のもの 22 18 2 上肢の機能障害が筆記をすることが不可能又は、困難な程度のもの 13 14 3 下肢の機能の障害が歩行することが不可能又は、困難な程度のもの 99 42 4 前3号に掲げるもののほか、肢体の機能の障害がこれと同程度以上のもの 28 9 5 肢体の機能の障害が前各号に掲げる程度に達しないもののうち、6ヵ月以上の医学的観察指導を必要とする程度のもの 26 10