教育年報1973年(S48)-144/273page
第14節 学校図書館
1.概 要
学校図書館がもつ、「情報・資料センター」としての役割
を重視し、多角的に経営しようとする動きがめだってきた。
このため、「学校図書館の利用指導」および「読書指導」につ
いて実践・研究する学校が多くなり、かなりの成果を収め
ている。
しかし、こうした動きの反面には、学校図書館が努力しな
ければならない本来の業務、施設・設備、蔵書資料等の整備
・充実に対して力を省く傾向も見受けられ、学校図書館運営
上の一つの問題点となっている。
また、図書館運営を効率的にしようとする立場から、司書
および司書教諭の配置を望む声も県内に高まっており、学校
図書館法の改正を訴える動きも活発である。
2.第24回福島県学校図書館研究大会
(1)趣 旨
調和のとれた人間形成のために、学校図書館の果たす役
割は大きい。
そこで、福島県学校図書館協議会は学習センターとしての
の学校図書館のあり方、読書指導の体系化、利用指導のあ
り方、資料の組織化、運営の合理化等について、研究に取
り組み教育課程の展開と豊かな人間形成のために寄与したい。
(2)研究主題
教育課程の展開に寄与し、豊かな人間形成のために、学
校図書館はいかにあるべきか。
(3)主 催 福島県学校図書館協議会
郡山市学校図書館連絡協議会
郡山市教育委員会
(4)期 日 昭和48年11月7日〜11月8日
(5)会 場 郡山市立薫小学校
郡山市立郡山第一中学校
(6)講 師 東京学芸大学教授 深川恒喜
(7)内 容
1) 分科会テーマ
ア、第1分科分 「学校図書館の管理と運用」
イ、第2分科会 「読書指導」 (小学校)
ウ、第3分科会 「読書指導」 (中学校・高等学校)
エ、第4分科会 「学校図書館の利用指導」
オ、第5分科会 「学校図書館における司書の役割」
2)全体会
ア、講 評 義務教育課指導主事 大堀敬之
イ、講 演 「情報化社会における学校図書館の新課題」
東京学芸大学教授 深川恒喜
3.学校図書館研究協議会
(1)目 的
小学校、中学校および高等学校の学校図書館運営に関す
る諸問題について研究協議し、教育課程の効果的な実施に
資する。
(2)主 催 文部省
(3)期 日 昭和48年11月15日〜11月16日2日間
(4)会 場 オリンピック記念青少年総合センター
(5)参加者 会津若松市立東山小学校長 秋山鉄義
福島市立信陵中学校 教諭 金沢武男
福島県立相馬高等学校教諭 早水恒利
第15節 教育研究団体
1.福島県公立幼稚園教育研究会
(1) 財政および組織の状況
役 職 名 氏 名 勤 勤 校 会員数 昭和48年度決算額 左のうち県費補助額 会 長 設楽貞夫 福島市立清明幼稚園 601人 (決算見込額)
863,229円(予定)
200,000円副 会 長 原則文 猪苗代町立猪苗代幼稚園 同 阿部守 郡山市立熱海幼稚園 同 志賀光 小高町立小高幼稚園 監 事 白岩重夫 滝根町立管谷幼稚園 同 松崎健一郎 喜多方市立喜多方第一幼稚園 理 事 遠崎善一郎 県北、霊山町立石田幼稚園 同 竹内央 県中、鏡石町立鏡石幼稚園 同 鈴木淳 県南、塙町立塙幼稚園 同 佐藤文美 会津、下郷町文下郷幼稚園 同 高木良枝 相双、楢葉南幼稚園 同 米本恒久 いわき、平市立すずかけ幼稚園 地区代表委員 設楽貞夫(清明幼) 遠藤愛子(飯坂幼) 同 遠藤善一郎(石田幼) 平満里子(醸芳幼) 同 尾形智秀(上川崎幼) 今村節子(和幼) 同 阿部守(熱海幼) 国分礼子(安子島幼)