教育年報1973年(S48)-183/273page
3.第26同県文学賞
(1)応募作品数
小説 42、詩 50、短歌 38、俳句 43、計166編
(2)企画委員
阿久津善治、安斎哲、伊藤松風、今泉壮市、木村常利
鈴木正治、鈴村満、高木豊、本多隼男、若松丈太郎
(3)審査員
大内与五郎、加藤楓邨、草野心平、斎藤庸一、白木英尾
薗部一郎、福原十王、藤村多加夫、本多秋五、三谷晃一
宗像喜代治、山本友一
(4)受賞者
賞名 作品名 作者名 年令 職 業 本名雅号(ペンネーム) 住 所
○小説・脚本の部
文学賞 夕焼ける眺め 小川秀年 69 農業 西白河郡大信村大字下小屋字西宿 椿の系譜 吉岡棟一 58 僧侶 福島市大森字本町20 準賞 蚊帳の中 須田明 45 教員(郡山女子高等学校) 須賀川市大字小作田字猿内4 奨励賞 老 女 小池圭子(池奈美枝) 50 マッサージ師 福島市飯坂町湯野町18堀切アパート
○詩の部
文学賞 夢・現実 小川琢士 45 教員(白河中央中学校) 西白河郡矢吹町善郷内原344の2 準賞 戦跡歴訪 柴田武 52 食堂・製麺業 喜多方市上町4596 奨励賞 深い海の魚 浜津澄男 30 飲食業(自営) 郡山市大槻町小山田西30-6
○短歌の部
準賞 窓の所在 加藤八郎 56 団体職員 福島市野田町字下江添47 転 地 大石邦子 31 無職 大沼郡本郷町新町321 柴 五十嵐淳子 48 主婦 会津若松市湯川町1の47 奨励賞 鍬の柄 鈴木結志 47 地方公務員 郡山市逢瀬町多田野字念仏担19 鉱山の子ら 阿部元子 33 教員(湯本第二小学校) いわき市常磐上湯長谷町湯台堂1の159 青少年文学奨励賞 明日こそ 梅津卯(有芽都詩解流) 18 学生(福島高等学校) 福島市渡利馬場町13
○俳句の部
準賞 花 桐 菊地シノ(菊地孜乃) 46 農業(主婦) 安達郡大玉村大山字馬尽66 一滴の灯 西島康(西島三叉水) 46 旅館業 東白川郡鮫川村大字赤坂東野字広畑115 海の如き眸 吉村道治(菅原道春) 33 会社員 福島市森合町2の24 返 り 花 唐橋秀子 50 主婦 喜多方市松山町村松字常磐町2719
4.地方文化導入
(1)地方巡回絵画展
県美展招待作品および入賞作品のうちから、60点を選び、
下記のとおり展示公開し、県民の鑑賞に供した。両町とも
高い関心を示し、今後更に拡大する方向で検討を要する。
1) 期日・会場
昭和48年6月22日〜24日 船引町営体育館
昭和48年6月30日〜7月3日柳津町体育館
2) 展示数
日本画18点、洋画32点、書10点
3) 鑑賞者数
船引会場 3,168名 柳津会場 1,387名
(2)地方巡回合唱公演
1)期日・会場
昭和48年9月8日〜9日
ア 会津班 金山町横田中学校体育館
只見町開発センター
イ 相馬班 新地町小学校体育館
鹿島町体育館
2) 派遣団体 会津班ハーモニックあいづ
相馬班 FMC混声合唱団
3) 曲目 東北地方のわらべうた。
パレストリーナー作品 東北地方の民謡外
4) 参加者 会津会場 500名 相馬会場 1,400名
5.第12同県芸術祭
本年度は、会津地区を中心に県下一円で開催され、各行事
とも盛況であった。とくに主催行事は、会津の各市町を網羅
して実施したことは、地方芸術文化の振興上有意義な催しで
あった。また、本年度の特色としては、
1) 33におよぶ参加行事があったこと。
2) 隣県栃木との文化交流がでたこと。
3) 従来、主催行事となっていた秀作美術展を独立させ、
単独事業としたこと。
4) だし物の内容が地方的であり、持続して開催する見と
おしができたこと。
等を挙げることができる。12回目を迎えてようやく県民に
定着しつつある。
(1)期日・会場
昭和48年9月〜11月 会津地区および県下一円