教育年報1973年(S48)-264/273page
県営福島体育館
第1節 概 要
1.施設の管理と運営
県営福島体育館で管理している体育施設は、福島体育館、
附属合宿所、信夫ケ丘陸上競技場、信夫ケ丘野球場、相撲場
および土湯スケート場で、これらの施設は県民の体育スポー
ツおよびレクリエーションの場として広く利用されている。
その概要は次のとおりである。
(1)福島体育館
体育館の運営については、スポーツ大会や練習の場とし
ての貸館を主とした業務のほか、当体育館で管理している
体育施設(体育館、陸上競技場、野球場)を毎月1回無料
で開放し、スポーツをとおして県民の健康と体力の増進を
図るため昨年度より実施している。とくに体育館の場合は、
日頃利用する機会のない人達も気軽にスポーツが楽しめる
ので好評を得た。
また、年齢層、性別等に応じた各種のスポーツ教室を開
催しそれぞれのコースの終了者で自主グループが生れ育つ
ことをねらいとして積極的に実施して成果をあげた。
なお、本年度整備したものについては、下記のとおりで
ある。
1) 体育館屋根塗装および雨樋補修
2) 卓球台ほか庭球用具等体育用具の購入
3) 器具庫の整備等
(2)附属合宿所
本年度は比較的大会等が少なかったため利用者の伸びは
なかったが、シーズン中をとおし平均して利用された。
なお、本年度整備したものについては、下記のとおりで
ある。
1) 敷地南側ブロック塀の建設
2) 浄化槽の補修
3) 丹前等夜具の購入
(3)競技場等
信夫ケ丘陸上競技場および野球場については、失対事業
の実施等により年間をとおして整備につとめ、利用者の便
に供した。
野球場については、夏季期間中早朝の無料開放を実施し
「早起き野球」は申出を断わるほど盛況ぶりであった。
なお、本年度整備したものについては、下記のとおりで
ある。
1) 野球場選手控室、便所等の補修
2) 相撲場、管理事務所の屋根張替
3) 高跳用セフティマット等競技用具の購入
2.広 報
各施設の利用と一般開放およびスポーツ教室等について、
県民に親しまれ気軽に利用されるよう広報するため、体育館
報、そめ他の印刷物を発行するとともに報道機関の協力を得
て積極的に広報活動をすすめ、県民の理解と認識を深め利用
の増大を図った。
第2節 施設の利用状況
1.県営福島体育館(別表1〜3参照)
昭和48年度における開館日数は355日、利用入館者は、
91,548人である。うちアマチュア・スポーツに利用された件数
は672件で99.4%を占め、興行、展示会等その他の行事は5
件で0.6%である。
アマチュア・スポーツによる全館貸切使用の主なるものは、
東北実業団バスケットボール選手権大会、県警察官柔・剣道
大会、東北地区大学総合体育大会等である。
また一部貸切としては高校生の体育の場としての利用も多
く、社会体育の普及による各種団体および一般の利用も目だ
った。
興行、展示会等その他の行事としては、「すまいの総合展
示会」 「プロボクシング」「プロレスリング」 「歌謡ショウ」
等である。
別表1 体育館利用の内容
事項 利用件数 利用人員 使用料 アマチュアスポーツ 全館貸切 高校まで 55 9,059人 191,110円 大学・一般 119 12,873 535,830 計 174 21,932 726,940 一部貸切 高校まで 241 5,292」 171,410 大学・一般 431 9,014 556,900 計 672 14,306 728,310 その他 全館 一 般 5 55,310 1,616,650 合計 851 91,548 3,071,900
別表2 体育館内トレーニング室等利用の内容および個人
使用
卓球 トレーニングその他 区分 小・中 高校 大学・一般 高校 大学・一般 件数 106 98 87 59 60件 人数 2,923 1,173 634 725 319人