教育年報1974年(S49)-232/303page
3)概要
教科体育担当者以外の体育的クラブ担当者を対象とし
て、実技研修を中心に実施した。班別に基本的技術、指
導過程、指導方法などについて研修したことは、効果的
であった。
(7)学校スキー指導者講習会
1) 目 的
冬季学校体育の充実と冬季スポーツ普及、振興を図る
ため、県内小・中学校並びに高等学校の担当者に対し、
スキー技術を修得させ、指導の充実強化と競技力の向上
を図る。
2) 期 日 昭和49年12月26〜28日
3) 会 場 国設沼尻スキー場
4) 講 師 県スキー連盟関係者2名
高等学校教諭 3名
5) 参加者 48名
6) 内 容 実技(アルペン、ノルディック)
研究協議(スキー技術、ワックス、安全管
理)
7) 概 要
県内小・中・高等学校の担当者を対象として実施した。
好天に恵まれ、アルペン、ノルディック(ジャンプ、
デスタンス)の3班に分かれ、ローテーション方式により、
全種目の技術研修をしたが、特に、教科体育指導の中心
的種目であるデスタンスの指導方法について真剣に取り
組んでいたことは、今後の冬季学校体育の充実に大いに
期待できる。
(8)昭和49年度冬季学校体育実技(スキー)指導者講習会
1) 目 的
全国の小学校・中学校及び高等学校における学校体育
担当者に対し、スキーに関する理論と実技の研修を行い、
その指導力の向上を図ることを目的とする。
2) 主 催 文部省、福島県教育委員会
3) 期 日 昭和50年2月4〜7日
4) 会 場 国設沼尻スキー場
5) 内 容 理論及び実技
6) 講 師 明治大学教授佐藤隆先生ほか中央講師3名
地元講師6名
7) 概 要
本講習会は、文部省との共催で、全国24の道府県から
代表者69名が参加して開催された。天候、スキー場とも
最高の条件に恵まれ、講師陣の適切な指導により、効果
的に終了することができた。
特に、この講習会において、スキーオリエンテーリン
グの講習も実施されたが、本県において初めてであり、
受講生も初めて実習する者が大部分で有意義な講習会で
あった。
2 昭和48・49年度福島県学校体育研究
指定校研究発表会
研究の県共通テーマ「学校教育活動全体の中で体力の向上
を図るための指導はどのようにしたらよいか。」を中核として、
各校とも、それぞれの研究テーマに基づき、2ヵ年間の研究
の成果を発表し、地域各校の研究推進を図るため効果的であ
った。特に、地域各校から多数の参加者を得て、熱心に研究
協議がなされ、有意義な発表会であった。
研究学校名 校長名 発表月日 研究テーマ 耶麻郡西会津町立 野沢小学校 山ノ内伊勢夫 9月30日 体力の向上を図る学習指導はいかにあるべきか。 ○動きの開発を通して、体力の向上を図る。 いわき市立 小名浜西小学校 山田良 11月8日 体力向上をはかる学校教育活動の計画と指導 ○教科体育、特別活動の体育、課外体育の関連を図った体力づくりのための指導計画 西白河郡泉崎村立 泉崎中学校 宍戸武雄 10月29日 体力を高めるための学校体育の指導は、どのようにしたらよいか。 ○体力、特に行動力を高める指導法
※ 詳細については、県教委編、昭和48・49年度学校体育・保健・給食研究指定
校研究集録を参照されたい。
3 全国保健体育優良校並びに
優良指導者の表彰
昭和49年10月1・2日、山形市で開催された第13回全国学
校体育研究大会において、本県関係では、次の2校が全国優
良校並びに優良指導者として表彰された。
全国保健体育優良校 校長名 体育主任 会津若松市立大戸小学校 五十嵐宗作 木村靖 いわき市立綴小学校 市川英雄 遠藤■二
優良指導者 役職 君島正一 須賀川市立第一小学校長 佐藤善記 会津若松市立城西小学校長 沼沢東吾 耶麻郡西会津町立西会津中学校長
4 第17回福島県学校体育研究大会
(1)目 的
県内の学校体育指導者が一堂に会し、日ごろの実践成果の
発表と研究協議を行い、体力の向上を目指す学習指導の改善
を図り、学校体育指導者の資質の向上を期する。
(2) 期 間 11月6〜7日
(3) 会 場
全 体 会 会津若松市立城北小学校
小学校部会 会津若松市立城北小学校
中学校部会 会津若松市立第二中学校
高等学校部会 福島県立会津高等学校
(4)講 師
特別講演 東京教育大学教授 金原勇
講 師 福島大学教育学部教授 遠藤辰雄
福島大学教育学部助教授 西間木リツ
(5)参加者 総数約460名
(6)概 要
県内各地から多数の参加者を得て、第1日目は研究発表及