教育年報1978年(S53)-146/372page
〔養護教育室〕
1 昭和53年度精神薄弱教育教育課程
福島県集会
(1)日 的
小学校及び中学校の精神薄弱特殊学級における、教育課
程に関する指導上の問題点について、部会別に研究協議し、
その解明を図り、もって教職員の指導力向上と学習指導の
改善に資する。
(2)主 催
文部省、福島県教育委員会、郡山市教育委員会
(3)期 日 昭和53年8月1日〜8月2日
(4)会 場 郡山市立行健小学校
(5)講 師 宇都宮大学教育学部教授 丹野由二
(6)参 加 者 122名
(7)内 容
ア 課 題
児童生徒の障害の状態及び能力に即し、生活科又は国
語科の指導を効果的に行うためには、どのように指導計
画を作成し、指導したらよいか。
イ 研究発表並びに研究協議
ウ 講師による講演
○精神薄弱特殊学級の教育課程の編成について
宇都宮大学教育学部教授 丹野由二
2 養護教育教育課程編成管理講習会
(1)目 的
盲・聾・養護学校及び特殊学級における教育課程の編成
管理について説明し、必要な研究協議を行い養護教育の改
善充実を図る。
(2)主 催 福島県教育委員会
(3)期日及び会場
昭和53年9月18日 県立聾学校
19日 〃 猪苗代養護学校
28日 〃 盲学校
29日 相馬市立養護学校
昭和53年10月2日 白河市合同庁舎
9日 二本松市文化センター
11日 県立平養護学校
18日 双葉町体育館
昭和54年1月26日 県立須賀川養護学校
(4)対 象
県立及び市立養護教育諸学校教頭、教務主任並びに特殊
学級設置公立小・中学校教頭、教務主任。
(5)参加者数 250名
第4節 学力向上対策
〔義務教育課〕
学力向上を重点目標として、教育条件の整備に努めるとと
もに、研究学校の指定による学習指導の改善・充実に努力し
た。
1 各種研究指定校の委嘱
本県児童生徒の学力向上と、豊かな人間形成に資するため、
教育課程研究指定校を5校指定した。
(1)教育課程研究指定校
1) 目 的
小・中学校における教育課程の編成実施上の問題につ
いて調査研究を行い、もって本県小・中学校教育の改善
・充実に資する。
2) 運 営
ア 過去における学習指導研究指定校の研究成果をじゅ
うぶんに取り入れ、効率的な運営に努める。
イ 学校経営全般にわたって診断を行い、問題点のは握
と改善に努め、学力向上の成果をあげる。
ウ 研究計画の立案に当たっては、学校の実情、児童生
徒の実態をよくは握し、具体的な研究主題を設定す
る。
エ 年度末には研究報告書を作成する。発表会を行った
学校は、研究集録をもってこれに代える。
3)研究指定校一覧
管内 学 校 名 校 長 名 研 究 主 題 県北 福島市立福島第二小学校 渡辺五郎 低学年における数量や図形の概念を理解させるには、操作 的な活動をどのようにとり入れたらよいか。 (算 数) 県南 東白川郡棚倉町立近津小学校 小峰孟 自ら学ぶ力を育てる教育課程の編成と学習指導の実践的研究。 ―算数科における基礎的能力の育成と学習指導の改善― (算 数) 会津 喜多方市立第二小学校 今井新吉 自ら喜んで学習にとりくむ子どもにするための学習指導。 (国語・理科)