教育年報1978年(S53)-176/372page
第14節 学校図書館
1 概 要
教育機器の導入などによる学習指導の改善が進められてい
る中で、学校図書館のもつ「情報・資料センター」としての
役割や豊かな人間形成をめざす読書指導の重視の立場から、
改めて学校図書館のあり方が見直されてきている。
しかし、学校図書館には、施設、設備、蔵書、資料等の整
備、充実などの問題点も多い。
また、学校図書館の運営をより円滑にするため司書及び司
書教諭の配置を望む声も高まっている。
2 第29回福島県学校図書館研究大会
(1)趣 旨
現代教育の求める「心の豊かな人間性と実践力」を育て
るために、学校図書館の果たす役割は極めて重要である。
新しい教育課程実施に伴う学校図書館の重要性をふまえて、
「ゆとり」の時間の活用を図り、さらに重点的な実践研究
を深め、学校図書館はいかにあるべきかを追求する。
(2)研究主題
「すべての児童生徒に読書の喜びを与え、自ら学ぶ力を
育てるために学校図書館の果たす役割を実践を通して考え
よう。」
(3)主 催
福島県学校図書館協議会
(4)期 日
昭和53年10月30日(月)・31日(火)
(5)会 場
南会津郡田島町立荒海小学校
(6)講 師
県立福島女子高等学校長 高橋哲夫
(7)内 容
1) 分科会テーマ
第1分科会 学校図書館の利用指導の計画と実践
第2分科会 読書指導の計画と実践(小学校)
第3分科会 読書指導の計画と実践(中学校)
第4分科会 読書指導の計画と実践(高等学校)
第5分科会 読書指導の計画と実践(幼、PTA)
2)全体会
分科会報告、全体指導
講 演
「福島百年の歩み」
3 学校図書館研究協議会
(1)目 的
小学校、中学校及び高等学校の学校図書館運営に関する
諸問題について研究協議し、教育課程の効果的な実施に資
する。
(2)主 催
文 部 省
(3)期 日
昭和53年10月4日(水)・5日(木)
(4)会 場
オリンピック記念青少年総合センター
(5)参加者
田島町立荒海小学校教諭 尾平幸次
いわき市立平第一中学校教諭 吉野昌男
県立磐城高等学校教諭 吉田幸雄
第15節 教育研究団体
1 福島県公立幼稚園教育研究会
(1)財政及び組織の状況
役職名 氏 名 在 勤 校 会 長 植田稔 福島市立飯坂幼稚園 副会長 菊地稔 東白川郡棚倉町立第一幼稚園 今井新吉 喜多方市立第二幼稚園 大谷健 いわき市立すずかけ幼稚園 監 事 松本邦夫 郡山市立三穂田幼稚園 島重義 相馬市立日立木幼稚園 理 事 内沼文洲 霊山町立掛田幼稚園 磯崎修 鏡石町立鏡石幼稚園 菊地稔 棚倉町立棚倉第一幼稚園 佐藤信一 坂下町立坂下幼稚園 紺野義尚 大熊町立熊町幼稚園 大谷健 いわき市立すずかけ幼稚園 事務局長 半沢高貴 福島市立笹谷幼稚園 庶務部長 末永博子 福島市立笹谷幼稚園 経理部長 目黒金三 福島市立水原幼稚園 研究部長 内藤善次 福島市立笹谷幼稚園 ○会員数784名
○ 昭和53年度決算額 1,393,300円
上記のうち県費補助金額 330,000円
(2)事業の概要
○ 主題研修会 5月24日 36名(地区代表者)
福島市学生協会館
○ 教育課程研究協議会
・ 県北地区 10月19日 300名
福島市立蓬莱幼稚園
・ 県中地区 10月18日 122名
郡山市立熱海幼稚園
・ 県南地区 10月18日 108名
棚倉町立棚倉第一幼稚園
・ 会津地区 10月6日 103名
会津坂下町立坂下幼稚園
・ 相双地区 11月1日 129名
大熊町立熊町幼稚園
・ いわき地区 10月18日 82名
いわき市立内町幼稚園
○ 研究集録(第6集)刊行 会員に配布