教育年報1979年(S54)-159/319page
9 心身障害児就学指導
(1)養護教育推進地区
1)指定地区 南会津地区7町村
2)研究内容
・各町村における就学指導体制の確立、特に心身障害児
就学指導審議会の適正運営
・教育相談の実施と就学指導
・地域社会の啓発活動
(2)福島県心身障害児就学指導会議
1) 目 的
心身になんらかの障害を有する児童生徒及び幼児の故
障の判断並びに就学の指導について、市町村教育委員会
に対して適切な指導・助言を行うため、県内4方部に福
島県心身障害児就学指導会議を設置する。
2)名称、所管区域及び庶務担当教育事務所
会 議 の 名 称 所 管 区 域 庶務担当教育事務所 福島県県北心身障害児
就 学 指 導 会 議福島市、二本松市、伊達郡、 県北教育事務所 安達郡 福島県県南心身障害児
就 学 指 導 会 議郡山市、白河市、須賀川市、 県中教育事務所 岩瀬郡、石川郡、田村郡、 西白河郡、東白川郡 福島県会津心身障害児
就 学 指 導 会 議会津若松市、喜多方市、 会津教育事務所 北会津郡、耶麻郡、大沼郡、 河沼郡、南会津郡 福島県浜通り心身障害児
就 学 指 導 会 議いわき市、原町市、相馬市、 相双教育事務所 相馬郡、双葉郡 3)職 務
イ 市町村教育委員会から委託を受けた心身障害児の故
障の判断と就学指導に関すること。
ロ 心身障害の故障の判断、就学指導に関する資料の収
集及び配布に関すること。
ハ 心身障害の故障の判断、就学指導に必要な市町村教
育委員会との連絡及び調整に関すること。
二 その他、設置の目的を達成するために必要なこと。
4)組 織
就学指導会議は15人以内の委員をもって組織する。
5)委 員
福島県教育委員会が任命又は委嘱する。
○専門医、心理学者、教育学者等
○児童相談所、福祉事務所の専門職員等
○盲・聾・養護学校、小中学校の職員等
○教育庁関係の養護教育担当者
6) 心身障害の故障の判断、就学指導等の委託申し込み期
間
イ 6月1日から、6月30日まで
ロ 9月1日から、9月30日まで
ハ 12月1日から、12月24日まで
7)設置年月日
昭和48年4月1日
8)巡回教育相談・講演会
イ 事業内容
県心身障害児就学指導会議委員による教育相談並び
に地域住民、保護者、教員を対象として、講演会・映
画会等を行い養護教育に対する啓蒙を図る。
ロ 実施地区
県内7教育事務所 計7ヵ所
県北=保原町 県中=船引町 県南=白河市
会津=高田町 南会津=只見町 相双=富岡町
いわき=いわき市
(3)養護教育相談室の利用状況
心身障害幼児等の教育相談にあたるため、下記の3地区
に養護教育相談室を置き、相談員には各種障害児の教育相
談、生活指導等に応じられるよう、それぞれ5名の経験豊
かな教員を委嘱した。
1) 養護教育相談室の設置場所
・〒963-02郡山市大槻町西の宮西32
県立聾学校内 電話0249(51)2081
・〒965会津若松市一箕町鶴賀字下柳原88-1
県立聾学校会津分校内 電話02422(2)1286
・〒970-01いわき市平馬目字馬目崎61
県立聾学校平分校内 電話 0246(34)2202
2)昭和54年度相談件数
(イ)実件数
相談室 聾学校 会津分校 平分校 計 件 数 29 15 9 53 (ロ)延べ件数
相談室 聾学校 会津分校 平分校 計 件 数 175 17 104 296 (ハ)障害別件数
全 盲 弱 視 聴覚障害 言語障害 精神薄弱 脳性まひ 進行性 筋ジス 計 13 2 16 6 9 5 2 53 (二)年齢別件数
年齢 1 2 3 4 5 6 7 8 10 11 12 13 14 15 23 40 46 計 件数 5 7 6 4 9 9 2 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 52 10 福島県養護教育研究会
(1)財政及び組織の状況
役職名 氏 名 在 勤 校 会長 三瓶秀次 福島市立福島養護学校 副会長 柳沼誠 福島県立盲学校 上遠野清二 郡山市立郡山第四中学校 監事 広沢正樹 福島県立大笹生養護学校 内藤善次 福島市立三河台小学校 上野六郎 喜多方市立喜多方養護学校 ○会員数 1,341名