教育年報1980年(S55)-174/289page
2)青少年劇場
青少年に対し、優れた舞台芸術を鑑賞する機会を提供
することにより、青少年の芸術鑑賞能力の向上と豊かな
情操のかん養に資することを目的とし県内2ヵ所で開催
した。
種 目 オーケストラ 歌 舞 伎 期 日 7 月 26 日 8 月 3 日 会 場 いわき市平市民会館 福島県文化センター 主 催 文化庁
福島県教育委員会
いわき市教育委員会文化庁
福島県教育委員会
福島市教育委員会
(財)福島県文化センター鑑賞者数 1,599人 995人 対 象 14歳〜19歳の青少年 14歳〜19歳の青少年 公演団体 読売日本交響楽団 松竹大歌舞伎 演 目 チャイコフスキー
交響曲第4番へ短調 作品36歌舞伎18番 「鳴神」1幕 出演者等 指揮 外山雄三
ピアノ 弘中孝
管弦楽 読売日本交響楽団中村富十郎、中村松江 ほか 3)こども芸術劇場
こどもに対し、その成長段階に応じた舞台芸術を鑑賞
する機会を提供し、その豊かな情操のかん養を図り、も
って健全な成長に資することを目的とし、県内2ヵ所で
開催した。
種 目 合 唱 合 唱 期 日 8 月 26 日 8 月 27 日 会 場 会津若松市民会館 二本松市民会館 主 催 文化庁
福島県教育委員会
会津若松市教育委員会文化庁
福島県教育委員会
二本松市教育委員会鑑賞者数 1,185人 1,281人 対 象 10歳〜13歳 10歳〜13歳 公演団体 東京混声合唱団 東京混声合唱団 演 目 世界の名曲、みんなの歌等 世界の名曲、みんなの歌等 出演者等 指 揮 宮本昭嘉
ピアノ 堀井和子指 揮 宮本昭嘉
ピアノ 堀井和子4)第3回県展移動展
地方に優れた芸術文化を紹介することによって、地方
特有の文化を高め、みずからの文化を創造する力を育て
る目的で、昭和44年から実施してきた「福島地方巡回展」
を昭和52年から内容の充実と部門の拡大を図り、「県展移動展」
と名称を改めた。本年は、その4年目で移動した
作品100点は、第34回県展に出品された招待及び受賞等
の作品であり、多彩で質の高い内容により各会場とも好
評を博した。
ア 期日・会場・観覧者
6月26日〜6月29日 浪江町民体育館 5,434人 7月3日〜7月6日 東村民体育館 1,710人 7月10日〜7月13日 平田勤労者体育センター 1,320人 7月17日〜7月20日 猪苗代町民体育館 1,864人 7月24日〜7月27日 南郷体育館 1,518人 7月31日〜8月3日 保原町体育館 1,141人 〔計 12,987人〕 イ 展 示 数
日本画20点、洋画35点、彫塑15点、工芸美術15点、
書15点 計100点
5)県収蔵美術品巡回展
県教育委員会では、昭和45年に県文化センターを設立
し、その中に県美術博物館を併設して以来、県出身者及
び本県にゆかりのある優れた美術品を収集し現在までに
400点余を越え、昭和46年から県文化センター展示室に
おいて、収蔵美術展として一般公開してきた。
しかし、県域が広いことから、より多くの県民の鑑賞
に供するため、「県収蔵美術品巡回展」を開催することと
し、県内各都市を巡回展覧しているものである。本年は、
原町市、田島町、二本松市の3ヵ所で開催した。
ア 期日・会場・鑑覧者
(ア)昭和55年10月25日〜28日 原町市文化センター
4,874人
(イ)昭和55年11月1日〜4日 田島町民体育館
2,633人
(ウ)昭和55年11月8日〜11日 二本松市歴史資料館
1,602人
〔計 9,109人〕
イ 展 示 数
日本画15点、洋画15点、彫塑10点、工芸美術10点、
書10点 計 60点
(2)芸術文化活動の促進
1) 県芸術祭
9月から11月までの3ヵ月を期間として、県中地区で
14の主催行事が実施されるとともに、県下全域において、
51の参加行事が実施された。参加行事の部門別内訳は音
楽11、演劇5、文学3、舞踊6、美術20、その他6であ
った。