教育年報1981年(S56)-146/308page
3) 職 務
イ 市町村教育委員会から委託を受けた心身障害児の
適正な判断と就学指導に関すること。
ロ 心身障害児の適正な判断、就学指導に関する資料
の収集及び配布に関すること。
ハ 心身障害児の適正な判断、就学指導に必要な市町
村教育委員会との連絡及び調整に関すること。
二 その他、設置の目的を達成するために必要なこと。
4) 組 織
就学指導会議は、15人以内の委員をもって組織する。
5) 委 員
福島県教育委員会が任命又は委嘱する。
。専門医、心理学者、教育学者
。児童相談所、福祉事務所の専門職員
。盲・聾・養護学校、小・中学校の職員等
6) 心身障害児の適正な判断、就学指導等の委託申し込
み期間
イ 6月1日から6月30日まで
ロ 9月1日から9月30日まで
ハ 12月1日から12月24日まで
7) 設置年月日
昭和48年4月1日
8) 心身障害児巡回就学相談事業
イ 事業内容
心身障害幼児・児童の発育状況や教育措置に対す
る正しい認識を得させるため、各教育事務所管内の
各方部ことに、巡回相談を実施し、適正就学に対す
る啓発活動の充実を図る。
ロ 実施地区と相談件数
県内7教育事務所 計10ヵ所
県北=保原町(8)、二本松市(8)
県中=郡山市(11)、石川町(13)県南=白河市(13)
会津=会津若松市(20) 南会津=田島町(4)
相双=鹿島町(17)いわき=平(15)、勿来(10)
※( )内は相談件数
(4)就学指導に関する解説書の刊行
1) 書名「心身障害児のための就学指導ハンドブック」
2) 部数 4,000部(A5版、l03ページ)
3) 内容 ア 就学指導の教育上の役割と関係法令
イ 就学指導の実例と指導上の諸問題
ウ 就学指導担当者の実務上の諸問題
(5)養護教育相談室の利用状況
心身障害幼児等の教育相談にあたるため、下記の三地
区に養護教育相談室を置き、相談員には各種障害児の教
育相談、生活指導等に応じられるよう、それぞれ5名の
経験豊かな教員を委嘱した。
1) 養護教育相談室の設置場所
・〒963-02郡山市大槻町西の宮西32
県立聾学校内 電話024961(51)2081
・〒965 会津若松市一箕町鶴賀字下柳原88-1
県立聾学校会津分校内 電話0242(22)1286
・〒970-01 いわき市平馬目字馬目崎61
県立聾学校平分校内 電話0246(34)2202
2) 昭和56年度相談件数
(イ)実 件 数
相談室 聾学校 会津分校 平分校 計 件数 53 41 10 104 (ロ)延べ件数
相談室 聾学校 会津分校 平分校 計 件数 520 67 232 819 (ハ) 障害別件数
視覚障害 聴覚障害 言語障害 精神薄弱 肢体不自由 その他 計 22 18 2 12 7 43 104 (二)年齢別件数
年 齢 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10〜 計 件 数 4 13 5 41 4 15 6 13 6 34 104 (6)養護教育相談室相談事例集の出版
1) 題 名 「確かな歩みを支えて 養護教育相談事
業実施報告書」
2) 部 数 1,000部 (B5版、47ページ)
3) 内容 ア 養護教育相談室設置の意義
イ 養護教育相談事業の活動概要
ウ 継続相談事例 (7事例掲載)
4) 配 布 幼稚園、小学校及び関係機関等へ、3月中
旬に配布した。
10 福島県養護教育研究会
(1)財政及び組織の状況
役職名 氏 名 在 勤 校 会 長 三瓶秀次 福島市立福島養護学校 副会長 金沢里司 福島県立郡山養護学校 〃 吉田義邦 郡山市立富田小学校 監 事 内藤善次 福島市立三河台小学校 〃 広沢正樹 福島県立大笹生養護学校 〃 上野六郎 喜多方市立喜多方養護学校 。会員数 1,318名
。昭和56年度決算額 1,504,517円
上記のうち県費補助額 370,000円