教育年報1981年(S56)-297/308page

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福島県海浜青年の家

  第1節 概    要

 福島県海浜青年の家は、めぐまれた自然環境のなかで青

少年たちに集団宿泊研修活動をとおして、規律・協同・友

愛・奉仕の精神を体験的に会得させ、心身ともに健全な青

少年を育成することを目的として設けられた社会教育施設

である。

 当所の教育目標は次の通りである。

。規則を守り、規律ある生活態度を養う。

。相互に人格を尊重し合い、友愛の精神を養う。

。相互連帯意識を高め自立と協同の精神を養う。

。勤労と責任を重んじ進んで奉仕する態度を養う。

。心身をきたえ、自己を高めようとする態度を養う。

  1 役員および職員組織

(1)理事・監事
役職 氏名 所属
理事長 邊見榮之助 福島県教育委員会教育長
副理事長 直江良昭 福島県総務部長
専務理事 佐藤保太郎 (財)福島県海浜青年の家所長
常務理事 小山田憲司 (財)福島県海浜青年の家次長
理事 佐藤昌志 福島県教育庁教育次長
理事 今野繁 相馬市長
理事 辺見正治 福島県社会教育委員の会議議長
理事 太田緑子 福島県青少年教育振興会長
理事 丑込幸男 福島県教育庁社会教育課長
監事 坂田重勝 福島県教育庁財務課長
監事 本間利介 福島県総務部財政課長

(2)職員組織
職名 所長 次長兼
庶務課長
指導課長 主事 指導主事 保健技師 用務員兼
運転手
人員 1 1 1 1 4 1 1 10

(3)運営委員
氏    名 所        属
大谷明 相馬市教育委員会教育長
武田守 福島県公民館連絡協議会長
長沢栄治 福島県青少年婦人課長

  
氏名 所属
前川善明 福島県教育庁社会教育課主幹
佐竹俊彦 福島県立相馬農業高等学校長
太田豊秋 福島県青少年団体連絡協議会代表
佐藤一信 原町市立石神中学校長
天野淳乗 相馬市青年会議所理事長
伊東正芳 相馬市青年協議会長
種村英明 福島県海浜青年の家友の会会長

2 昭和56年度重点目標と成果

(1)生涯教育観に基づいた青少年の研修の充実

  地域青年や企業青年へのはたらきかけを強め、利用の

 拡大と研修生とのふれあいの確保につとめた。また各研

 修団体のねらいに応じた指導・助言を行ったことによ

 り、有機的な協力関係を維持することができた。

(2)主催事業の効率的運営

  広報活動を強化し参加者を確保するとともに、研修内

 容の精選をはかった。同時に優秀な講師陣の招へいと運

 営の改善によって、それぞれのねらいを十分に達成する

 ことができた。

(3)現職教育の推進

  集団宿泊指導担当者研修会の内容を充実させ、効果的

 な集団宿泊研修ができるよう配慮した。また集団宿泊研

 修前後の変容を把握するため調査研究を実施し、指導法

 改善への一助とした。

(4)安全管理の推進

  野外活動コースの点検、海水浴における事故防止の徹

 底につとめた。食中毒の防止対策を強化し、防災体制の

 確立と相まって事故皆無を達成できた。

(5)施設設備の充実

  宿舎の畳替え、カーテンの改修、換気扇の取付けなど

 を実施した。職員・研修生の奉仕により、いこいの広場

 を整理し芝生を完成させた。花いっぱいコンクールでは

 国土緑化県推進委員長賞に輝いた。

(6)教育環境の整備

  総合研修館の整備充実、研修室の整備を具体目標にあ

 げ掲示・展示の計画的実施をはかってきたが、予算面の

 制約から予定通り実践することはできなかった。

  第2節 施設・設備の概要

  1 所  在  地

   福島県相馬市磯部字大洲38番地の3


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