教育年報1982年(S57)-227/316page
(2)事 務 局
役職名 氏名 所属 理事 陸勤 福島県教育庁保健体育課主幹 〃 戸田政治 〃〃保健体育課長補佐 〃 星正 県北地区小中学校代表 〃 武田亨 県中地区 〃 菊地玄 県南地区 〃 小沼隆 会津地区 〃 湯田武夫 南会津地区 〃 星淳 相双地区 〃 荒川清 いわき地区 〃 飯島護 福島県高等学校教育研究会保健部会代表 〃 佐藤暹 〃 〃 猪狩秀雄 〃 〃 太田友也 県北教育事務所指導主事 〃 尾形茂夫 学校医部会長 〃 木村徳衛 学校歯科医部会長 〃 野崎善雄 学校薬剤師部会長 〃 鈴木恒男 保健主事部会長 〃 上枝治代 養護教員部会長 監事 鈴木健一 県北地区小学校長 〃 黒須撰三 〃中学校長 〃 星光正 県北地区小学校長 幹事 堀金良臣 福島県教育庁保健体育課保健係長 〃 岡田貞夫 〃指導主事 〃 黒金マイ子 〃〃
福島県教育庁保健体育課内
事務局職員 茂木知江子
(3)会 員
1) 県内小・中学校及び高等学校の児童・生徒
2) 学校医、学校歯科医、学校薬剤師及び学校保健関係者
(4)財 政
昭和57年度決算額 3,578,675円
(5) 事業の概要
1) 学校保健講習会の開催
2) 運動医事健康増進相談事業の推進(昭和56・57年度)
3) 各種研究大会・講習会への参加
4) 刊行物の発行
ア 健康手帳、小学校14,164部、高等学校3,100部
イ 安全読本、小学校38,367部、 中学校22、268部
ウ 会 報
エ 学校における応急処置の手びき
5) 学校保健・安全に関する研究調査
6) 学校保健功労者等の表彰
第5節 学校健康会
1 加 入 状 況
昭和57年度の加人児童・生徒数は435,504名で、学校種
別の加入状況は、表1のとおりである。前年度に比べ、義
務教育において4,206名増加し、非義務教育において2,700
名減少し、総数で1,506名増加した。加入率は、私立幼稚園・
保育所に若干の未加入があるが、小・中・高等学校及び公立
幼稚園・保育所は全校加人しており、児童生徒等も長欠者等
特殊事情のある者を除き全員加入した。
なお、学校等設置者損害賠償免責特約についても、健康会
に加入している全設置者が、この特約を付けた。
2 共済掛金の額
(1)災害共済給付に係る共済掛金
児童生徒1人あたりの掛金の額は、表2のとおりで、設
置者と保護者とが分担する。
(2)学校設置者損害賠償免責特約に係る共済掛金
表3のとおりで、設置者が負担する。
(3)昭和57年度の共済掛金収入額は、表4のとおりである。
3 災害共済給付の状況
(1)給付件数及び給付金額
昭和57年度の給付件数は15,777件で、給付金額は
205,759,577円である。給付別には負傷・疾病15,746件、
障害28件、死亡3件で、負傷・疾病が全体の998%を占
める。
学校種別にみると、給付率(給付件数÷加入児童生徒数
×100)では、中学校が650%で最も高率であり、次に高
等専門学校の532%、高等学校全日制の417%、小学校の
288%の順に低くなり、幼稚園・保育所は更に低率である。
(表5)
年次的推移をみると、給付件数においては、増え続けて
きた件数が昭和52年度を頂点として以後横ばい状態であっ
たが、昭和56年度から再び増加の傾向を示し、この傾向は
幼稚園・保育所・高等学校に著しくあらわれている。給付
総額は、障害・死亡の増減によって変動あるが、医療費給
付額は、毎年増加しており、医療の普及充実と医療費の値上がりを示している。 (表6)
(2)災害発生の場合
学校種別ことに特徴がみられ、小学校の場合は、半数以
上が休憩時間中に発生しており、中学校・高等学校では、
課外指導と教科中の災害が過半数を占める(表9)。この傾
向は、毎年度同様であるが、数年前と比べると、授業時間
中の災害が減少し、休憩時間中の災害が増加している。
(3)災害発生の場所
小学校では、校舎内・校舎外ほぼ同様で、教室や遊き施
設での災害もかなり多いが、中学校・高等学校では、校舎
内の災害が多くなり、運動場や屋内運動場での災害が大部
分となる。なお、学校外の災害は全般に少ないか、高等学
校でやや増加するのは、競技会など学校外の施設での災害
が多くなることを示している(表10)
(4) 災害の種類
災害の981%を占める負傷についてみると、骨折、ねん
ざ、さ傷、打撲傷が多く、年齢が低いほど骨折、さ傷が多
く、高学年になるとねんざが多くなる。疾病は、日・熱射
病、間接炎、皮ふ炎などであるが、各学校を通して少数で
ある(表11〕
(5)負傷の部位
小字校・中学校においては、負傷の約70%が上肢ある
いは下肢に発生しているのに対し、幼稚園・保育所では負
傷の約57%が頭部・顔面に発生している(表12)