教育年報1982年(S57)-303/316page

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福島県海浜青年の家

第1節 概 要

福島県海浜青年の家は、めぐまれた自然環境のなかで青少

年たちに集団宿泊研修活動をとおして、規律・協同・友愛・

奉仕の精神を体験的に会得させ、心身ともに健全な青少年を

育成することを目的として設けられた社会教育施設である。

当所の教育目標は次の通りである。

○規則を守り、規律ある生活態度を養う。

○相互に人格を尊重し合い、友愛の精神を養う。

○相互連帯意識を高め自立と協同の精神を養う。

○勤労と責任を重んじ進んで奉仕する態度を養う。

○心身をきたえ、自己を高めようとする態度を養う。

1 役員および職員組織

(1)理事・監事
役職 氏名 所属
理事長 邊見榮之助 福島県教育委員会教育長
副理事長 直江良昭 福島県総務部長
専務理事 鈴木雄一 (財)福島県海浜青年の家所長
常務理事 小山田憲司 (財)福島県海浜青年の家次長
理事 佐藤昌志 福島県教育庁教育次長
理事 今野繁 相馬市長
理事 辺見正治 福島県社会教育委員の会議議長
理事 太田緑子 福島県青少年教育振興会会長
理事 丑込幸男 福島県教育庁社会教育課長
監事 坂田重勝 福島県教育庁財務課長
監事 大内忠昭 福島県総務部財政課長

(2)職員組織
職名 所長 次長兼
庶務課長
指導課長 主事 指導主事 保健技師 用務員兼
運転手
人員 1 1 1 1 4 1 1 10

(3)運営委員
氏名 所属
天野淳乗 相馬市青年会議所理事長
伊東正芳 相馬市青年協議会会長
○今泉修蔵 福島県公民館連絡協議会会長
(郡山市中央公民館長)

氏名 所属
遠藤修 福島県青少年婦人課長
大石芳彦 相馬地方中学校長会会長
(原町市立原町第一中学校長)
◎大谷明 相馬市教育委員会教育長
太田豊秋 福島県青少年団体連絡協議会代表
樫村五郎 福島県高等学校長協会相双支部長
(福島県立原町高等学校長)
種村英明 福島県海浜青年の家友の会会長
◎印議長 ○印副議長

2 昭和57年度重点目標と成果

(1)生涯教育観に基づいた青少年の研修の充実

研修団体に対する協力と適切な指導により、所期の目的

を十分達成したとする団体が多かった。

特に、勤労青少年については訪問・広報活動の強化によ

り冬季利用団体の増加をみた。

(2)主催事業の効率的運営

関係機関、関係団体に対し、訪問・広報活動を行い参加

者を確保した。

参加者の学習要求を事前に把握し、研修内容の精選・優

秀な講師陣の招へいなどにより充実した運営を行った。

重点事業である「勤労青年のつどい」、「レクリエ一ショ

ン研修会」、「親と子・海浜のつどい」は定員を超える盛況

であった。

(3)現職教育の推進

充実した研修活動を推進するために指導資料・研修内容

の充実・改善をはかった。また、専門的指導力を高めるた

めに指導技術の共同研修を推進するとともに積極的に指導

依頼に応じ訪問指導を行った。

(4)安全管理の推進

事故防止の徹底をはかるため野外コース、海水浴場、野

外施設などの点検整備を綿密に行うとともに、それぞれの

活動に応した安全指導を行った。

食中毒の防止対策、防災体制を充実強化し、本年も無事

故を達成した。

(5)施設設備の充実

ポイントオリエンテーリングコース、スコアオリエンテ

ーリングコース、フィールドワークコースの増設、ウォー

クラリーコースの新設などにより研修活動の多様化をはか

った。

明るく、美しい環境づくりのため綿密な環境緑化計画を

たて、所員・研修生が一体となって実践し、花いっぱいコ

ンクールでは特別賞を受賞した。


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