教育年報1983年(S58)-185/323page

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5) 県立博物館収集調査・出品確認・コレクション調査

 ア 収集調査・出品確認調査の年間調査状況
月次 調  査  市  町  村
4月 桑折町、田島町
5月 田島町、三春町、須賀川市、会津高田町、昭和村、 会津若松市
6月 浪江町、小高町、鹿島町、相馬市、梁川町、いわ き市、郡山市、長沼町、岩瀬村、石川町、玉川村、
保原町、矢吹町、泉崎村、白河市、西郷村、表郷 村、矢祭町、塙町、棚倉町、只見町
7月 仙台市、本宮町、保原町、田島町、梁川町、只見 町
8月 会津高田町
9月 石川町、いわき市、会津高田町
10月 石川町、小高町、浪江町、仙台市、梁川町、柳津 町、只見町、月舘町、福島市
11月 二本松市、国見町、桑折町、福島市、伊達町、郡 山市、水戸市、茨城県桜村
12月 兄見町、安達町、三春町、福島市、郡山市、会津 若松市、金山町、仙台市、西会津町、本宮町
1月 会津高田町、矢吹町、岩瀬村、須賀川市、田島町、 東京都、三島町、鹿島町、水戸市、白石市、
安達町、梁川町、仙台市、福島市
2月 京都市、伊達町、霊山町、福島市、岩代町、鹿島 町、梁川町、古殿町、塙町、仙台市
3月 鹿島町、南郷村、福岡市、上越市、石巻市、多賀 城市、仙台市、塙町、矢祭町、仙台市、浪江町、
相馬市、国見町、石川町、喜多方市、坂下町、湯川村、会津若松市、棚倉町、柳津町、霊山町、飯 田市、瑞浪市

 イ コレクション調査

  (ア) 4月〜9月 竹島コレクションの調査・整理

  (イ) 4月〜3月 三貫地貝塚遺跡出土品の調査・整理

6) 県立博物館学術調査

 ア 福島県浜通り地方海事習俗調査

  (ア) 調査地域 福島県浜通り地方(相馬市、原町市、

         いわき市、相馬郡、双葉郡)

  (イ) 委託期間 昭和58年7月22目〜12月24日

  (ウ) 委託先 いわき短期大学講師和田文夫

  (エ) 調査員 和田文夫・岩崎敏夫・岩本由輝・氏家武夫・

        大迫徳行・小関吉郎・片見慎一・木口勝弘・

        木暮幸雄・佐々田弥生・佐藤重孝・

        佐藤吉典・鈴木清・竹岡智恵子・田母野公彦・

        山本明・吉田博令

  (オ) 調査概要 本県浜通り地方の民俗と歴史を、海と

        のかかわりに焦点をしぼって調査したも

        のの報告である。漁撈習俗を中心に、船

        をめぐる伝承、陸上、海上の交通、海に

        面するムラでの暮しぶりなどを明らかに

        した。

 イ 明戸遺跡発掘調査

  (ア) 遺跡名 明戸遺跡

  (イ) 所在地 白河市大字板橋字明戸

  (ウ) 調査期間 昭和58年10月17日〜11月13日

  (エ) 調査主体 福島県教育委員会

  (オ) 発掘担当者 鈴木啓

  (カ) 調査員 辻秀人、藤原妃敏、森幸彦、佐藤博重、

        藤田定興、飯村均

  (キ) 調査協力 白河市教育委員会、泉崎村教育委員会、

        根本信孝、阿部朝衛、須田良平

  (ク) 調査概要 明戸遺跡では弥生時代竪穴住居跡2軒、

         古墳時代及び奈良時代の竪穴住居跡8軒、

         土墳1基等の遺構が検出され、

         弥生土器のほか紡錘車、アメリカ式石鏃、

         多量の古墳・奈良時代の土器等の

         遺物が出土した。弥生土器は白河市天

         王山遺跡出土の土器との類似性が窺え

         るものでこれに続く土器群を解明する

         上で重要な資料といえる。また、古墳・

         奈良時代に属する2軒の切り合った住

         居跡から出土した一括遺物はそれぞれ

         住社式期、栗囲式期に併行するもので

         あり、該期土師器の変遷内容を示す資

         料として重要な意味を持っている。

ウ 火山灰地域における旧石器時代遺跡確認調査

 (ア) 調査地域 二本松市周辺、白河市周辺

 (イ) 調査期間 昭和59年8月22日〜9月3日

 (ウ) 調査主体 福島県教育委員会

 (エ) 調 査 員 鈴木啓、辻秀人、藤原妃敏、森幸彦、竹谷陽二郎、

      阿部朝衛、佐久間光平、林努

 (オ) 調査概要 今回の調査では二本松市周辺にて安達

        ローム各層中のパミス層及び2枚の暗色

        帯を確認し、白河市周辺では白河ローム

        中のスコリア層などいくつかの鍵層とな

        りうる層を把握できた。この鍵層は今後

        当地域において十分活用できるものと考

        えられる。また、二本松市中の在家b地

        点、同館野原a地点、石川町新屋敷にて

        新たに3ヵ所の旧石器時代の遺跡を確認

        することができた。

エ 福島県浜通り地方化石調査報告

(ア) 地 層 名 相馬古生層、相馬中生層、第四紀塚原層

(イ) 調査地域 相馬郡鹿島町及びその周辺地域

(ウ) 調査期間 昭和58年8月8日〜13日

(エ) 調査主体 福島県教育委員会

(オ) 調査担当者 竹谷陽二郎

(カ) 調 査 員 鈴木敬治、堀内俊秀、佐藤雅信、河田豊、

       白瀬美智雄、小丸源一、千葉茂樹、佐伯美幸、

       郡司幸夫

(キ) 調査協力 熊坂宗子、加藤義昭、相馬市教育委員会、

       鹿島町教育委員会、原町市教育委員会、

       小高町教育委員会

(ク)調査概要 福島県の浜通り地方の中で、特に相馬

       地方より産する化石の採集調査を行っ

       た。採集した化石は、古生代のサンゴ、


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