教育年報1984年(S59)-101/287page
(3)管理主事・指導主事の駐在配置
地区/群 A B C 盲・聾・養護
(A群)相 双 浪江(津島)富岡(川内)
相農(飯館)新地 双農双葉 浪江 富岡 小高商
小高工相馬 相女 原町 相農 富岡養
教育事務所 管 理 主 事 指 導 主 事 県北教育事務所 ○ ○ 県中教育事務所 ○ ○ 県南教育事務所 ○ 会津教育事務所 ○ ○ いわき教育事務所 ○ ○ 相双教育事務所 ○ ○ (4)教頭複数制
1)教頭複数制採用の理由
ア 近年高等学校の規模が大きくなり、それに伴い教職
員数も小・中学校と比較にならぬ100名を超える学校
もあり、更に職業科にあっては学校の近代化、施設充
実の要望から実習地や各機械室等の施設面の増加等い
ちじるしいものがある。このような学校の実態に対し
てこれらを管理する管理職者は依然として校長・教頭
の2名である現状では、じゅうぶんなる学校管理の効
果を期待し得ないので教頭を新たに1名増加すること
によって学校管理の効率的運営を期することとした。
イ また、近年高等学校における教育内容が多様化すると
ともに、これに対応する管理体制、特に職業科におい
ては職業専門の教師を教頭として、専門的分野におい
て校長を補佐することが必要である。
2) 教頭の地位及び職務
ア 教頭の地位
昭和49年9月から施行された学校教育法一部改正に
より、教頭の地位は法律化され、その職務権限が明ら
かにされた。これに伴って福島県立学校の管理運営に
関する規則の一部改正を行い、教頭の代行及び代行順
位の報告を規定したところである。
3) 複数教頭の分掌
教頭複数制採用の理由に述べたごとく、学校管理の効
率的運営充実を期する目的からそれぞれ各学校の実態に
即して、校長が命ずることにしている。いま一例をあげ
れば、教務等の学校管理を総括する教頭のほかに、普通
高校にあっては生徒指導担当教員を直接指揮監督する教
頭、工業高校にあっては、工業関係に精通し工業教育に
専門的知識を有する教頭をあて、各科の管理面の充実を
期する等それぞれ特色ある運営を行っている。そして、
これらいわゆる複数教頭制をとる学校にあっては、校務
運営上重要な問題についてそれぞれ両者協議し、協力し
七学校管理の充実を期している。
4) 実施基準の経過
ア 昭和44年度
(ア)1学年10学級以上の全日制普通科高校
(イ)1学年8学級以上の全日制職業科高校
イ 昭和45年度
(ア)1学年9学級以上の全日制普通科高校
(イ)1学年7学級以上の全日制職業科高校
ウ 昭和47年度
(ア) 1学年8学級以上の全日制普通科高校
(イ)1学年7学級以上の職業科、普通科、理数科等を
含む全日制高校
工 昭和52年度以降
(ア)1学年8学級以上の全日制普通科高校
(イ)1学年7学級以上の普通科と職業科を併置する全
日制高校
(ウ)1学年7学級以上の普通科と理数科を併設する全
日制高校
(エ)1学年7学級以上の職業科のみを設置する全日制
高校
5) 教頭複数制実施校
福 島 福島女子 福島商業 福島農蚕
福島工業 福島西女 福 島 北 川 俣
保 原 安 達 本 宮 安 積
安積女子 郡山女子 郡山商業 郡山北工
須 賀 川 岩瀬農業 白 河 白河女子
白河実業 田 村 船 引 小 野
会 津 会津女子 若松女子 会津工業
田 島 磐 城 磐城女子 平 工 業
平 商 業 内 郷 湯 本 小 名 浜
勿来工業 四 倉 原 町 相馬農業
小高工業
盲 聾 郡山養護 須賀川養護
3 学校の設置及び統廃合
一公立高等学校の設置・廃止等(昭和60年度)一
(1)学級減
課 程 学校名 内容 全日制 白河実業 電気科 1学級 〃 棚 倉 普通科 1学級 〃 小 野 普通科 2学級 〃 喜多方女子 普通科 1学級 〃 猪苗代 普通科 1学級 定時制 福島中央 普通科 1学級