教育年報1984年(S59)-103/287page
3)進路指導の適正化に努める
ア 進路指導主事研修会、進路指導講座等を実施し、下
記事項の徹底に努めた。
(ア)低学年からの計画的、組織的な進路指導を通し
進路意識の育成に努めること。
(イ)ロングホームルームにおける進路指導の充実に努
めること。
(ウ)日常の接触や諸調査・諸検査の実施を通して、生
徒の能力・適性・進路の希望等を的確に把握するこ
と。
(エ)生徒の自己理解の促進に努めること。
(オ)進路に関する情報や資料の収集に努めるととも
に、その効果的な活用を図ること。
(力)組織的・計画的な進路相談の充実に努めること。
イ 研究学校を指定し、研究実践の推進を図った。
(4)教職員の資質の向上と学校管理運営の充実
1)現職教育の充実
ア 校内における研修体制め充実改善を図った。
イ 研究会、講習会等への積極的参加を促進し、指導力
の向上を図った。
ウ 自己研修の充実により、教職員の能力が効果的に発
揮されるように努めた。
2) 学校管理運営の適正化
ア 適正な学校運営の努力目標を定め、その到達度を客
観的に評価できるように努めた。
イ 管理者が学校管理運営について積極的に指導助言を
行うように努めた。
ウ 諸表簿の処理と保管、設備・備品の管理と活用につ
いては、適正に行われるように努めた。
エ 学校事務の責任分担を明確にし、正確、敏速、円滑
に処理するように努めた。
オ 各種調査報告について、厳正、的確に作成し、期限
の厳守に努めた。
3) 勤務体制の確立
ア 教職員の勤務内容を明確にし、その実績について客
観的に評価できるようにした。 ,
イ 最終退勤者と宿日直代行員は、串退勤時に学校管理
状況の引継ぎを確実に行うように指導した。
4) 使命感の高揚
ア 教育公務員としての使命感に徹し、規律と責任ある
態勢を整え、教育能率の向上に努めた。
イ 教育公務員としての立場を自覚し、いっそう事故防止
に努め、社会的信用を失墜することのないようにした。
ウ 絶えず自己研修に努め、豊かな知性を養い、指導力
を高め、職責をじゅうぶん果たせるようにした。
(5)教育環境の整備充実
1) 学習環境の整備充実
ア 環境整備については、方針を確立し、年次計画によ
る充実を図った。
イ 学習環境を整備し、学習意欲の高揚を図った。
ウ 施設・設備の管理と運営の適正化を図った。
2) 学校事故防止の徹底
ア 安全教育の計画的実施と、事故防止を配慮した環境
の整備改善に努めた。
イ 学校事故、教職員事故の防止については、適切な対
策を樹立し、事故の絶無を期した。
ウ 指導、管理の充実を図るため、関係機関、団体等と
の連携を密にして協力態勢の確立に努めた。
(6)公立高等学校入学者選抜一
1) 基本方針
昭和60年度福島県公立高等学校入学者選抜における基
本方針
ア 一般選抜
入学者の選抜は、中学校長より提出された調査書、
選抜のための学力検査の成績等を資料として、各高等
学校、学科等の特色に配慮しつつ、その教育を受ける
に足る能力・適性等を総合的に判定して行うこととす
る。
(ア)中学校長より提出する調査書は、厳正、公平に作
成する。
(イ)高等学校においては、調査書を十分に尊重する。
(ウ)学力検査問題の出題は、中学校学習指導要領に基
づき、適正なものとする。
(エ)学力検査を実施する教科は、従前通り、国語、社
会、数学、理科、外国語(英語)の5教科とする。
イ 推薦選抜
入学者の選抜は、中学校長より提出された調査書、
推薦書及び選抜のための面接を資料として、各高等学
校、学科等の特色に配慮しつつ、,その教育を受けるに
足る能力・適性等を総合的に判定して行うこととす
る。
2) 入学者選抜実施要綱の改訂事項
ア 推薦入学者選抜だけに行ってきた面接を、各校の判
断で一般選抜にも導入した。(28校31学科で実施。)
イ 職業学科の推薦入学の定員枠を「20%程度」から「25
%程度」に拡大した。
ウ 農業学科の自営者養成学科において一括(くくり)
募集が可能となった。(福島農蚕・岩瀬農業高等学校で
実施。)
3) 入学者選抜関係日程
6月19日 公立高等学校入学者選抜対策会議(第1回)
7月17日 同 上 (第2回)
8月20日 同 上 (第3回)
8月27日 公立高等学校入学者選抜対策会議報告書提出
10月18日〜10月30日 入試要綱説明会
県北、県中、県南、会津、南会津、いわき、
相双の7地区
11月15日 昭和60年度入学者募集定員決定
60年
2月25日 昭和60年度入学者募集定員臨時増決定
ア 推薦選抜関係日程
1月19日〜1月23日 願書受付
1月28日 面 接
2月2日 合格内定通知
2月8日 入学確約書提出締切
3月19日 合格者発表