教育年報1984年(S59)-131/287page
正な判断並びに就学の指導について、市町村教育委員会
に対して、適切な指導・助言を行うため、県内2方部に
「福島県心身障害児就学指導会議」を設置する。
2) 名称、所管区域及び庶務担当教育事務所
会議の名称 所 管 区 域 庶 務 担 当
教育事務所福島県中通り・会
津心身障害児就学
指導会議福島市、二本松市、伊達 県中教育事務所 郡、安達郡、郡山市、須 賀川市、白河市、岩瀬郡、 石川郡、田村郡、西白河 郡、東白川郡、 会津若松市、喜多方市、 北会津郡、耶麻郡、大沼 郡、河沼郡、南会津郡 福島県浜通り心身
障害児就学指導会
議いわき市、原町市、相馬 相双教育事務所 市、相馬郡、双葉郡 3)職 務
イ 市町村教育委員会から委託を受けた心身障害児の適
正な判断と就学指導に関すること。
ロ 心身障害児の適正な判断、就学指導に関する資料の
収集及び配布に関すること。
ハ 心身障害児の適正な判断、就学指導に必要な市町村
教育委員会との連絡及び調整に関すること。
二 その他、設置の目的を達成するために必要なこと。
4)組 織
就学指導会議は、15人以内の委員をもって組織する。
5)委 員
福島県教育委員会が、任命又は委嘱する。
○専門医、心理学者、教育学者
○児童相談所、福祉事務所の専門職員
○盲・聾・養護学校、小・中学校の教職員
6) 心身障害児の適正な判断、就学指導等の委託申し込み
期間
(第1回)6月1日から6月30日まで
(第2回)9月1日から9月30日まで
(第3回)12月1日から12月24日まで
7)設置年月日
昭和48年4月1日
8)心身障害児巡回就学相談事業
イ事業内容
心身障害幼児・児童の発育状況や教育措置に対する
正しい認識を得させるため、各教育事務所管内の各方
部ごとに、巡回相談を実施し、適正就学に対する啓発
活動の充実を図る。
ロ 実施地区と相談件数
県内7教育事務所 計10か所、相談件数80件
県北=保原町((10)、二本松市(12)
県中=須賀川市(1)、船引町(7)
県南=表郷村(8)
会津=会津若松市(13)、南会津=下郷町(5)
相双=富岡町(5)、小高町(8)、いわき市=平(11)
※()内は相談件数
ハ 就学相談に関する広報資料の作成
1)昭和59年度「福島県の養護教育」
部数 2,O00部(B5判、66ページ)
内容(イ)本県養護教育の概要
(ロ)養護教育のしくみ
(ハ)養護教育諸学校の紹介
(ニ)特殊学級紹介
2) リーフレット、昭和59年度「心とからだに障害を
もつお子さんの巡回教育相談の案内」(カラー)
3,000部を幼稚園、保育所及び小学校等に配布し、
相談事業の趣旨、会場、実施期日の周知を図った。
(3)養護教育相談室の利用状況
心身障害幼児等の教育相談に当たるため、下記の3地区
に養護教育相談室を置き、各種障害児の教育相談、生活指
導等に応じられるよう、それぞれの相談室に4〜5名の経
験豊かな教員を、相談員として委嘱した。
1)養護教育相談室設置場所
○中通り 県立聾学校内 電話0249(51)2081
〒963-02郡山市大槻町西ノ宮西32
○会 津 県立聾学校会津分校内 電話0242(22)1286
〒965会津若松市一箕町鶴賀字下柳原88-1
○浜通り 県立聾学校平分校内 電話0246(34)2202
〒970-01 いわき市平馬目字馬目崎61
2) 昭和59年度相談件数
(イ)実件数
相談室 聾本校 会津分校 平分校 計 件 数 99 54 38 191 (ロ)延べ件数
相 談 室 聾本校 会津分校 平分校 計 件 数 314 261 345 920 (ハ) 障害別件数
視 覚
障 害聴 覚
障 害言 語
障 害精 神
薄 弱肢 体
不自由その他 計 35 29 5 35 39 48 191 (ニ) 年齢別件数
年齢 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10〜 計 件数 5 8 2 12 12 39 18 11 10 74 191 (4)第3回福島県心身障害児就学啓発推進会議
1) 開催の趣旨
心身障害児をもつ保護者等に対し、養護教育に対する
理解と認識を促進し、心身障害児の養護教育諸学校への就学
啓発を図り、もって心身障害児の適正就学の充実に資す
る。
2)参加対象者
○養護教育諸学校、特殊学級児童生徒の保護者・教職員
○就学を予定される心身障害児の保護者