教育年報1984年(S59)-225/287page
福利厚生
第1節 概 要
教職員の福利厚生については、教職員の生活安定と福祉向
上を目指し、県教育委員会、公立学校共済組合、(材)福島県教
職員互助会の三者が緊密な連携を保ちながら、福祉の増進を
図った。
短期給付事業については、昭和59年10月1日から、健康保険
法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、地方公
務員等共済組合法の一部も改正された。その主な内容は、本
人の定率自己負担制度が導入されたのをはじめ、特定療養費
制度、退職者医療制度及び高額療養費制度の改正並びに任意
継続組合員制度及び傷病手当金の改善等大幅なものである。
本人の自己負担額は、59年度においては、総医療費の1割
相当額とされ、その額から2,000円を除いた額が共済組合から
給付され、さらに2,000円から500円を除いた額が互助会から
給付されることとなった。
また、昭和59年4月1日から被扶養者認定基準が年間所得90
万円未満に引きあげられた。ただし障害を支給事由とする公
的年金受給者又は65歳以上の公的年金受給者は年間所得140
万円未満であれば認定されることとされた。
長期給付事業については、恩給及び退職年金の年額が59年
3月1白及び4月1日から改定された。恩給年額は、引上率
2.0%の増額と普通恩給等の最低保障の改善などがなされ、退
職年金の年額は、恩給の増額改定措置に準じて改正がなされ
た。
保健、厚生事業については、教職員の健康管理を重視す
る立場から、成人病予防検診の決め手である人間ドックを最
重点事業として申込者全員が受診できる体制を整え実施し、
更に充実を図った。
また、高齢化社会を迎えるにあたり、80年人生設計の重要性
から教職員が退職後の人生を健やかにおくれるよう中央の講
師を招き生涯学習講座と称し講習会を開催した。
貸付事業については、健保法等の一部改正により、本人の
定率自己負担制度等が導入されたことから共済組合において
は、高額医療費貸付制度が新設されまた、互助会においては、
医療費特別資金貸付制度を新設した。
なお、共済組合員及び互助会員数は次のとおりである。
(昭和60年3月31日現在)
区 分 共済組合員 互 助
会 員被 扶
養 者男 女 計 一 般 13,215 8,628 21,843 20,831 26,121 任意継続 728 513 1,241 1,241 858 計 13,943 9,141 23,084 22,042 26,979
第2節 共済組合福島支部運営
審議会委員等
1 共 済 組 合
(1)共済組合の役員は次のとおりである。
(ア)支部運営審議会委員 (60、3.31)
役 職 名 氏 名 勤務所及び職名 財 務 課 長 大塚和美 義務教育課長 箭内洪一郎 県小学校長会代表 鈴木健一 福島四小校長 県中学校長会代表 永澤電四郎 福島三中校長 県高等学校長会代表 大槻進 福島東高校校長 県教職員組合代表 早坂達彦 副中央執行委員長 県教職員組合代表 小川昭二 書記次長 〃 曽根仁一 中央執行委員 県高等学校教職員組合代表 宍戸昌夫 執行委員長 県立高等学校教職員組合代表 本田武男 書記長
(イ)支部監査員
役 職 名 氏 名 勤務所及び職名 保健体育課長補佐 戸田修 県高等学校教頭会代表 千葉光治 福島商業高校教頭 県小学校長会代表 竹内健 二本松南小校長
2 互 助 会
(1)互助会の役員は、次のとおりである。
(ア)理事等
(任期昭和59年6月1日〜昭和60年5月31日)
役職 名 氏 名 勤 務 所 及 び 職 名 理 事 長 佐藤昌志 県教育委員会教育長 副理事長 渡部順三 県教育庁教育次長 〃 会田長栄 県教職員組合中央執行委員長 常務理事 菅野弘 県教育庁福利課長 理 事 村岡房之助 県教育庁参事兼総務課長 〃 大槻進 東立福島東高等学校長 〃 永澤電四郎 福島市立第三中学校長 〃 鈴木耀一 福島市立第四小学校長 〃 宍戸昌夫 県高等学校教職員組合執行委員長