教育年報1985年(S60)-119/279page
び活動等に関すること等
イ 校内就学指導部会
(ア) 講義「軽度心身障害児の教育について」
「校内就学指導上の諸問題」
(イ) 研究発表及び研究協議
(ア)障害の種類、程度の調査・検査及び判断に関す
ること
(イ) 校内就学指導委員会の年間計画及び活動等に関
すること等
5) 知能検査実技
ア WISC-R知能検査
イ 田研田中ビネー知能検査
ウ S-M社会生活能力検査
(2) 福島県心身障害児就学指導会議
1) 目 的
心身になんらかの障害を有する児童生徒及び幼児の判
断ならびに就学の指導について、市町村教育委員会に対
して、適切な指導、助言を行うため、福島県心身障害児
就学指導会議を設置する。
2) 職 務
ア 市町村教育委員会より委託を受けた心身障害児の判
断と就学の指導に関すること
イ 就学指導に関する資料の収集及び配布に関すること
ウ 就学指導に必要な市町村教育委員会との連絡及び調
整に関すること
工 その他、設置の目的を達成するために必要なこと
3) 組 織
就学指導会議は、15人以内の委員をもって組織する。
4) 委 員
福島県教育委員会が、任命又は委嘱する。
ア 専門医、心理学者、教育学者
イ 児童相談所、福祉事務所の専門職員
ウ 盲・聾・養護学校、小・中学校の教職員
5) 心身障害児の適正な判断、就学指導等の委託申し込み
期間
(第1回) 9月11日から9月30日まで
(第2回) 12月1日から12月24日まで
6) 設置年月日
昭和48年4月1日
(3) 心身障害児巡回就学相談
1) 事業内容
心身障害幼児・児童の発育状況や教育措置に対する正
しい認識を得させるため各教育事務所管内の各方部ごと
に、巡回相談を実施し、適正入学に対する啓発活動の充
実を図る。
2) 実施地区と相談件数
県内7教育事務所 計10か所、相談件数102件
県北=保原町(14件)、二本松市(12件)
県中=郡山市(10件)、船引町(1件)
県南=表郷村(12件)
会津=会津若松市(17件)
南会津=田島町(5件)
相双=鹿島町(4件)、浪江町(14件)
いわき=内多郎(13件)
3) 就学相談に関する広報資料の作成
ア 昭和60年度「福島県の養護教育」
部数 2,000部(B5判、66ページ)
内容 (ア) 本県養護教育の概要
(イ) 養護教育のしくみ
(ウ) 養護教育諸学校の紹介
(エ) 特殊学級紹介
イ リーフレット、昭和60年度「心とからだに障害をも
つお子さんの巡回教育相談の案内」(カラー)
3,000部を幼稚園、保育所及び小学校等を配布し、相
談事業の主旨、会場、実施期日の周知を図った。
(4) 養護教育相談室の利用状況
心身障害幼児等の教育相談に当たるため、下記の3地区
に養護教育相談室を置き、各種障害児の教育相談、生活指
導等に応じられるよう、それぞれの相談室に4〜5名の経
験豊かな教員を、相談員として委嘱した。
1) 養護教育相談室設置場所
ア 中通り 県立聾学校内 電話0249(51)2081
〒963-02郡山市大槻町西ノ宮西32
イ 会 津 県立聾学校会津分校内 電話0242(22)1286
〒965会津若松市一箕町大字鶴賀字下柳原88-1
ウ 浜通り 県立聾学校平分校内 電話0246(34)2202
〒970-01いわき市平馬目字馬目崎61
2) 昭和60年度相談件数
ア 実 件 数
相 談 室 聾本校 会津分校 平分校 計 件 数 68 64 41 173
イ 延べ件数
相 談 室 聾本校 会津分校 平分校 計 件 数 391 165 440 996
ウ 障害別件数
視 覚
障 害聴 覚
障 害言 語
障 害精 神
薄 弱肢 体
不自由その他 計 22 20 6 50 32 43 173
工 年齢別件数
年齢 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10〜 計 件数 8 8 11 5 13 46 13 14 9 54 173
(4) 第4回福島県心身障害児就学啓発推進会議
1) 開催の主旨
心身障害児をもつ保護者等に対し、養護教育に対する
理解と認識を促進し、心身障害児の養護教育諸学校への
就学啓発を図り、もって心身障害児の適正就学の充実に
資する。