教育年報1985年(S60)-217/279page
福利厚生
第1節 概 要
教職員の福利厚生については、教職員の生活安定と福祉向
上を目指し、県教育委員会、公立学校共済組合、(財)福島県教
職員互助会の三者が緊密な連携を保ちながら、福祉の増進を
図った。
短期給付事業については、昭和60年4月1日から、地方公
務員等共済組合法施行令の一部が改正された。その主な内容
は、出産費及び配偶者出産費の最低保障額が、15万円から20
万円に引き上げられたこと、並びに、埋葬料及び家族埋葬料
の最低保障額が7万円から10万円に引き上げられた。
また、家族の医療費について、昭和60年4月1日以降の診
療より医療機関等の窓口で、外来3割、入院2割の額を支払
うこととされた。
長期給付事業については、恩給及び退職年金の年額が昭和
60年4月1日から改定された。恩給年額は、引上率平均約3.1
%の増額と普通恩給等の最低保障の改善などがなされ、退職
年金の年額は、恩給の増額改定措置に準じて改正がなされた。
福祉、厚生事業については、配偶者人間ドックを新規事業
とし、教職員の健康管理を最重点事業として、成人病予防検
診の決め手である人間ドック、婦人科検診、へき地教職員健
康診断の充実を図った。
また、高齢化社会を迎え、人生80年の生活設計に資するよう、
「心がまえ」、「健康管理」、「生活費」の3面から、その道の
講師を招き、生活設計講座を開催した。
貸付事業については、貸付規程の一部改正により、住宅貸
付の最高限度額が1,200万円に引き上げられ、災害貸付の利率
が年4.8%に引き下げられた。また団体信用生命保険制度の特別
中途適用が実施された。
教職員住宅の整備については、会津若松市に鉄筋コンクリ
ート造1棟16戸を建設し、市町村教職員住宅についても公立
学校共済組合資金により4町村に12戸建設された。
なお、共済組合員及び互助会員数は次のとおりである。
(昭和61年3月31日現在)
区 分 共済組合員 互 助
会 員被 扶
養 者男 女 計 一 般 13,202 8,606 21,808 20,778 25,334 船員一般 24 0 24 24 60 任意継続 687 485 1,172 1,136 775 計 13,913 9,091 23,004 21,938 26,169
第2節 共済組合福島支部運営審
議会委員等
1 共済組合
(1) 共済組合の役員は次のとおりである。
(ア) 支部運営審議会委員
(61.3.31)
役 職 名 氏 名 勤務所及び職名 財務課長 大塚和美 義務教育課長 皆川新 県小学校長会代表 添田信一 金透小校長 県中学校長会代表 箭内洪一郎 郡山一中校長 県高等学校長会代表 大槻進 福島東高校長 県教職員組合代表 早坂達彦 副中央執行委員長 〃 小川昭二 書記次長 〃 佐藤英夫 教文部長 県高等学校教職員組合代表 宍戸昌夫 執行委員長 県立高等学校教職員組合代表 本田武男 書記長
(イ) 支部監査員
役 職 名 氏 名 勤務所及び職名 保健体育課長補佐 戸田修 県高等学校教頭会代表 干葉光治 福島商業高校教頭 県小学校長会代表 本田剛 二本松北小校長
2 互 助 会
(1) 互助会の役員は、次のとおりである。
(ア) 理事等
(任期昭和60年6月1日〜昭和61年5月31日)
役職名 氏 名 勤務所及び職名 理事長 佐藤昌志 県教育委員会教育長 副理事長 瀬戸清彦 県教育庁教育次長 〃 会田長栄 県教職員組合中央執行委員長 常務理事 鶴見守 県教育庁福利課長 理 事 布村幸彦 県教育庁総務課長 〃 大槻進 県立福島東高等学校長 〃 箭内洪一郎 郡山市立郡山第一中学校長 〃 添田信一 郡山市立金透小学校長 〃 宍戸昌夫 県高等学校教職員組合執行委員長