教育年報1987年(S62)-006/225page
第4節 企画調整
1 第3次福島県長期総合教育計画・第2期
実施計画(昭和63年度〜昭和65年度)の策定
(1) 第2期実施計画策定の趣旨
実施計画は、昭和60年3月に策定した「第3次福島県長
期総合教育計画」 (昭和60年度〜昭和70年度)における施
策の基本方向を各年度の教育。文化行政に、より効果的に
具現するとともに、時代の進展、社会の変化に応じた県政
及び国の文教施策の動向に対応するための短期計画である。
これまで、第1期実施計画(昭和60年度〜昭和62年度)
を昭和60年3月に策定し、県民の期待に応え得る教育。文
化行政の効果的な推進に努めてきた。
この度、昭和63年度から昭和65年度までを計画期間とす
る「第2期実施計画」を策定した。
この計画は、教育・文化行政推進における「計画(長期
・短期)」「執行(各年度の重点施策)」「見直し(各年
度の施策。事業の推進状況と今後の方向一進行管理一)」
のサイクルの短期の「計画」に当たるものであり、計画期
間中における当該年度の執行である重点施策設定の指針と
なるものである。
この第2期実施計画は、長期計画の施策の基本方向の具
現化を図るとともに、県政及び県民の新たな要求、国にお
ける臨時教育審議会の改革提言に基づく国の文教施策の動
向、市町村の事業計画等を踏まえ、総合的・体系的かつ効
率的・重点的に施策・事業を推進するためのものである。
また、この計画は、県が所管する事項及び実現手段を有
する領域にとどまらず、国に対する要望的なもの、市町村
に対して実施を期待するものなどをも掲げるものである。
(2) 構 成
実施計画は、以上の性格に基づき、次のように構成する。
第1項 施策の概要
この項においては、「第3次福島県長期総合教育
計画」の体系及び施策の基本方向に基づくとともに
県政及び臨教審の改革提言に基づく国の文教施策の
動向等を踏まえ、計画期間に推進することとした施
策。事業の施策の体系及び施策を示すものである。
第2項実施計画
この項においては、昭和61年度を策定のための基
準年度(現状)とし、昭和65年度を計画期間の目標
年度(目標)として、第1項における施策を推進す
るための各事業及び実施の方向を示したものである。
(3) 今後の対応
第2期実施計画は昭和63年3月、各教育委員会、各学校、
関係機関等へ配布したが、今後は、この第2期実施計画の
策定に引き続き県民の教育・文化行政に対する期待、県政
の動向及び国の文教施策の動向を踏まえ、第3次長期計画
の施策の基本方向の具現化を図るため、第3期実施計画、
第4期実施計画を策定し、教育・文化行政の総合的かつ効
率的・重点的な推進に努めるものである。
2 教職員現職教育計画
(1) 教職員現職教育企画調整会議を開催し、昭和63年度の教
職員研修と研究学校(地区)指定について調整を行い、「教
職員現職教育計画」を策定した。(2,100部を作成、配布)
(2) 策定経過
回 期 日 場 戸 主要議事内容 第1回 62.6.8 教育委員室 ○昭和62年度教職員現職教 育計画策定の反省につい て ○昭和63年度現職教育計画 の策定について ○初任者研修の試行と教職 員研修計画のあり方につ いて 第2回 62.9.25 教育委員室 ○昭和63年度の新設・廃止 等講座について ○昭和63年度の研修事業計 画について ○現職教育研修体系の検討 についで 第3回 62.11.26 第二特別
委員会室○昭和63年度研修予定人員 研修日程について ○昭和63年度研究学校(地 区)指定について ○昭和63年度予定刊行物に ついて ○現職研修の見直しにかか る検討小委員会における 検討内容等について 第4回 63.1.18 自治会館
301号室○昭和63年度現職教育計画 についての総合的な調整 ○昭和64年度以降の教職員 現職教育計画のあり方に ついて (3) 構成員
総務課 課長 主幹 主任主査 主任管理主事
事務担当者
義務教育課 主幹(指導担当) 主任指導主事
高等学校教育課 主幹(指導担当) 主任指導主事
養護教育課 主任指導主事
保健体育課 主幹 主任指導主事
教育センター 学校経営部長 学習指導部長
科学技術教育部長 教育相談部長
養護教育センター 事業部長
3 現職教育計画の見直し
(1) 教職生活全体にわたって、経験年数に応じた必要な時期
に研修を行うことにより、教員の資質の向上を図るため、
また国際化・情報化等、社会の変化と時代の進展に対応し