教育年報1987年(S62)-194/225page

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第3節 展 示 事 業

 常設展示室では4回の展示替え(版画は8回)と2期の拡

大展示を行い、企画展示室では近現代における国内外の多様

な美術を7つの展覧会によって紹介した。

 1 常  設  展

(1) 第1期   3月31日〜6月29日

(2) 第2期   6月30日〜9月28日

(3) 第3期   9月29日〜1月11日

(4) 第4期   1月12日〜3月28日

(5) 拡大常設 ―福島県大正期の日本画―

  (前 期)      12月5日〜12月20日

  (後 期)       1月9日〜 1月31日

(6) 無料観覧日の実施  5月5日、9月15日、11月3日

(7) 常設展入場者数

       19,402人(有料11,258人、無料8,144人)

 2 企  画  展

展 覧 会 名 会期(月:日) 有料入場者数
近代日本水彩画の展開 4.11〜 5.10 5,811人
ピカソ展 5.16〜 6.21 14,778
第2回具象絵画ヒエンナーレ 6.27〜 7.26 3,367
20世紀・世界の美術 8. 1〜 9. 6 7,643
大山忠作展 9.12〜10.11 6,214
現代東北美術の状況展・2 10.17〜11.23 4,824
北欧デザインの今日 2.13〜 3.21 5,002

企画展入場者数52,812人(有料47,639人、無料5,173人)

第4節 調査研究事業

 調査・研究は、美術館の運営ならびに事業展開のために最

重要の活動である。研究の成果を蓄積し、館の機能の充実を

図っており、その項目および概要は次のとおりである。

 1 研 究 項 目

1) 作家 2) 作品 3) 技法 4) 美術史

5) 保存 6) 教育普及 7) 展覧会 8) 運営

9) 県内外の展示施設 10) 美術館利用者の動向他

2 研究紀要第3号の概要

     ―執筆は県立美術館学芸員―

1) 亜欧堂田善の銅版技法習得に関する諸問題

  ―松平定信との関係を中心に―      岡部幹彦

2) 大元帥法本尊画考

  ―常暁請来像と宮中六幅本尊画をめぐって― 二階堂充

3) 関根正二作『天平美人』屏風について   村田真宏

3 海外研修への派遣

 美術館連絡協議会の派遣により、アメリカ合衆国において

自主研修を行った。その期間と概要は、次の通りである。

研修者 早川博明 学芸員
(昭和62年11月1日〜63年1月21日)
研修先 ニューヨーク/ワシントン/シカゴ/ボストン
/セントルイス/サンフランシスコ/ロスアン
ゼルス  他

第5節 普及事業

美術とのふれ合いを身近なものにするために、さまざまな

視点から普及事業をすすめた。その概要は次のとおりである。

1 講演会の開催

(1) 定期講演会

 1) 「安井曽太郎と梅原龍三郎」 5月5日(80人入場)

  講師 富山秀男    東京国立近代美術館次長

 2) 「近代美術の西洋と日本」  9月15日(190人人場)

  講師 高階秀爾    美術史家。東京大学教授

(2) 企画展講演会

 1) 「水彩画にみる日本の風景」 4月19日(70人入場)

  講師 匠秀夫    茨城県立美術博物館長

 2) 「ピカソ―愛と芸術―」   5月31日(12G人入場)

  講師 瀬木慎一    美術評論家

 3) 「今日の具象絵画」     7月5日(60人入場

  講師 村木明    美術評論家

 4) 「20世紀の美術」  8月2日(70人入場)

  講師 針生一郎    美術評論家

 5) 公開対談

   「大山忠作氏に聞く」    10月4日(180人入場)

  ゲスト 大山忠作   画家

  聞き手 原田實   福島県立美術館長

 6) 公開シンポジウム

   「制作を語る」        11月3日(140人入場)

  司 会 三木多聞   国立国際美術館長

  パネラー 工藤甲人   (日本画)

       工藤哲已   (彫 刻)

       田口安男   (洋 画)

       峯田敏郎   (彫 刻)

2 映画会の開催

毎月1回、日曜日に実施し、午前・午後の2回上映した。

1)  「エデンの東」      4月26日(720人入場)

2)  「メアリー・ポピンズ」  5月24日(490人入場)

3)  「破 戒」        6月21日(340人入場)

4)  「氷 壁」        7月26日(360人入場)

5)  「戦鑑ポチョムキン」   8月23日(380人入場)

6)  「 母 」        9月27日(210人入場)

7)  「ベニスに死す」     10月25日(360人入場)

8)  「嵐が丘」        11月22日(580人入場)

9)  「砂の女」        12月13日(230人入場)



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