教育年報1989年(H1)-200/237page

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福島県立美術館

第1節 概     要

 開設5年目を迎えた福島県立美術館は、さらに県民に親し

まれる美術館をめざしてさまざまなテーマによる展覧会をは

じめ、各種講座等の普及事業を開催し、さらに、美術の情報

センターとしての機能の充実を図ってきた。

 また、美術品の収集・保存とともに広範な調査研究活動を

すすめて、成果の蓄積に努力してきた。

 当年度の美術館活動の概要は、次のとおりである。

 1 美術館運営協議会

(1) 委     員

  菅野好男 福島県中学校教育研究会長

  山川進一 福島県高等学校教育研究会長

  渡辺良雄 福島県芸術文化団体連合会長

  邊見榮之助 福島県文化センター館長

  古川洋一郎 福島県議会議員

  太田美恵子 福島県市町村教育委員会連絡協議会長

  木村幸雄 福島大学教育学部教授

  佐藤光 元県教育長

  匠秀夫 茨城県近代美術館長

  林王喜久男 福島県青少年団体連絡協議会副会長

(2) 協議会の開催

 第1回 平成元年12月1日

  ・ 平成元年度事業実績について

  ・ 平成2年度予算要求計画について

  ・ 平成2年度事業計画について

  ・ 福島県立美術館の運営について

 第2回 平成2年3月13日

  ・ 平成元年度事業実績について

  ・ 平成2年度予算の概要について

  ・ 平成2年度事業計画の概要について

  ・ 福島県立美術館の運営について

 2 他館等との連携

 県内外の博物館施設および連絡協議会等との連携をはかり、

運営、企画展、教育普及、調査研究等に関する情報交換なら

びに研修をすすめた。   

(1) 加盟団体

  ・ 全国美術館会議      (会 員)

  ・ 美術館連絡協議会     (会 員)

  ・ 日本博物館協会      (会 員)

  ・ 日本博物館協会東北支部  (会 員)

  ・ 東北地区博物館協会    (会 員)

  ・ 福島県博物館連絡協議会  (理 事)

(2) 研修受け入れ

  ・ 博物館実習生指導 6月29日〜7月4日 (実習生10名)

第2節 美術品の収集・保存事業

 美術品等の情報収集をすすめ、購入および企画展出品作品

の寄贈を受けるなど収蔵品を充実した。また、収蔵品や資料

の保全を図り、他館への貸し出しについても協力した。

 1 収蔵品点数一覧  (平成元年3月13日現在)

種  別 購入点数 受贈点数 移管点数 合  計
日本画 40 61 112 213
国内洋画 48 79 98 225
海外洋画 18 - - 18
国内版画 59 369 40 468
海外版画 91 - - 91
国内彫刻 1 5 48 54
海外彫刻 2 2 - 4
素  描 2 14 8 24
工  芸 - 3 33 36
- 1 36 37
合  計 261 534 375 1,170

 2 収集評価委員会

(1) 委    員

 三木多聞 国立国際美術館長

 嘉門安雄 ブリヂストン美術館長

 大島清次 世田谷美術館長

 桑原住雄 武蔵野美術大学教授

 佐藤光 元県教育長

(2) 委員会の開催

 第1回 平成元年12月13日

  ・ 購入候補作品について

  ・ 受贈候補作品について

 3 平成元年度収蔵作品

                     (平成2年3月13日現在)

種  別 作家名 作  品  名 点数 備考 合計
日本画 小杉放庵 水荘訪客 1 購入 4点
酒井三良 沖縄風俗 1 購入
鳥井未央 冬の漁港 1 受贈
須田瑛中 梅吹く夜 1 受贈
国内洋画 相田直彦 1 購入 6点
石川欽一郎 支那厦門泊船 1 購入
瑛九 建物 1 購入
元永定正 作品(1) 1 購入
杉全直 眼 No.6 1 購入
長谷部英一 二人の少女 1 受贈
国内彫刻 建畠覚造 WAVING FIGURE 1 購入 1点
47(大)
合 計 (購入8点 ・ 受贈 3点)     11点

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